序章
この作品は押井守さんの『Avalon』に影響された鋏屋が、その設定を一部引用させて頂いております。
それと、この物語に登場する『セラフィンゲイン』というゲームですが、このゲームは『モンスターハンター』をヒントにしていますのでゲーム設定は『モンスターハンター』に似ています。ストーリーや世界観、テーマなどは全く別の物になってり『ファンフィクション』とは違うので、あえてそのカテゴリーには入れておりませんが、そのことを不快に思われたり、または後納得出来ないと思われる方はお読み頂く事をお控えください。宜しくお願いいたします。
08,11,8 『猫歩道』殿のご指摘により追記
序
汝に問う
この世界は有限か、それとも無限か?
有限と答える者よ、では聞こう
汝はいかなる尺度でそれを測るのか?
無限と答える者よ、では聞こう
創世から広がり続ける大宇宙の端を見たことはあるか?
故に我ならこう答える。どちらも『事実』であると
汝に問う
虚構とは無か、それとも有か?
解らぬか?
ならば教えてやろう
この世が、虚無で固められた現実という名の『限界』と、虚構の中に鏤められた無数の真実という『可能性』とが微妙なバランスを保って成り立っているという事を
その関係は表裏一体
どちらも有であり、故に無
それは光が生み出す影のように……
それは暗黒に際だつ仄光のように……
目に見える物、肌に感じる物、指に触れる物のみを『本物』として認識し
現実こそが真実であり、虚構の世界はむなしいと考える単純きわまりない精神構造を有する愚者なら、到底理解できぬであろう
なぜなら、その者達が語る現実こそ、他の者達からすれば虚構以外の何物でもないのだから
データの永遠が有限であるように、現実もまた個人の生によってのみ限定された世界である事を理解せよ
故に我ならこう答える。どちらも『真理』であると
我は三度、汝に問う
汝は探求者か?
この広大なフロンティアで、ひとかけらの『真実』という可能性を探し求める者か?
ならば勇気を示せ! 挑め! そして求めよ!
今宵、この円卓に集う大勢の勇者達よ
その手にある杯を干し、夜空に放れ!
手にした得物を天に掲げ、星々を震わすほどの魂で戦いの唄を轟かせよ!
さあ、この世ならざるこの世界で
今宵も騎士の狩りを始めよう
そしていつか
我を滅ぼす剣と成れ……
読んでくださった方、ありがとうございます。
初めまして、鋏屋【ハサミヤ】と申します。
この作品は別の投稿サイトにも投稿しており、それに少々手を加えて投稿させて頂いております。
正直微妙なノリです。仲間というのをテーマにしてますが、シリアスさと笑いを同じぐらいにミックスできたらなぁと考えております。まだ初めなので感想など付けづらいでしょうが、何かコメントいただけるとありがたいです。
鋏屋でした。