幸せな、一日のはじまり(ソラ)
目覚まし時計よりも早く起きた朝は、とても幸せ。
時計のアラームなんて止めちゃって、時間までアマネちゃんを見つめてすごす。
起きてるアマネちゃんは、じっと見られるのが苦手みたいだ。
照れ隠しで、すぐに怒る。
そんなアマネちゃんも、可愛い。
でも、あんまり怒らせるのは本意じゃないから、普段はそんなに見つめ過ぎないよう気をつけている。
気をつけている。
……できてる、よね。うん。
だから、こんな風に思う存分見つめていていいのは、アマネちゃんが寝ている時くらいだ。
すぅすぅと、規則正しい呼吸でアマネちゃんが眠ってる。
僕の隣で。
なんて、幸せなんだろう。
でも、すぐに起きなきゃいけない時間になる。
幸せに浸っていると、時間っていうのは早く進んじゃうみたいだ。
「アマネちゃん、起きて。朝だよ」
寝ているアマネちゃんも好きだけど、起きているアマネちゃんの方がもっと好きだ。
特に、意思の宿った、真っ直ぐな目が好き。
濁らずに、純粋な。
僕を見て、柔らかくなる眼差しの。
そして、起き抜けに僕を見つけて、とろりと微睡みから微笑むこの目が。
「おはよう、アマネちゃん」
アマネちゃんが、ふわりと笑う。
「ソラ、おはよう」
1日が、はじまる。
とりあえず、連続更新ラストです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
何か思いついたら、また更新します。
幼稚園と小学校と大学書いてないですしね(笑)




