色紙とぬり絵
何処かの
小さな意識の中
落ちて行く
堕ちて逝く
タンタンと音がする
大人の階段から
滑り転げるBGM
積み上げたモノに
突きつけられる
不正解シール
封印された能力
綺麗に纏まる形の無意味さ
どれだけ
正しく居るのだろう
どれだけ
綺麗に居るのだろう
どれだけ
闇の中で正気が保てるだろう
どれだけ
自分をバラバラにできるだろう
どれだけ
元通りにできるだろう
折り目の無い一枚の紙
推測の推測を
繰り返し繰り返す
問題は足し算されて
時間は掛け算されて
人生は割り算される
引き摺り出すのは誰の役目
認識した直線上
あれだけ
一番が良いって言いながら
目の前の人の心に一番に
走っていく人は皆無
何でだろう
みんな
頑張っているんだろう
一人くらい
余裕があっても
良いんじゃないか
はみ出した奴の負けみたい
ぬり絵みたいな社会
形作る線は
広がりを見せても
その線から外を
見る事は許されない
その中で色を塗る世界
彩りに美しさはあるか
僕等一人一人の周りは
綺麗であるか
救援は来ない
それが当たり前なこと
あなたの人生に
救援が来る事が既に
幸せだということ
幸せだということ
いつ迄
谷折りさせてんだろう
誰かの為に
山折りしてあげてよ