魔王のマ!その7
「…………」
むくりと起き上がる。隣ではジルがぐでぇ…となって寝ている。
<…ん>
面白くて突いてると起こしてしまったようだ。
「やぁおはよう」
爽やかに挨拶。大切だな。
<おはよ…>
といい元の形に戻った。やはりすべすべぷにぷにの体がいいなぁ。
今日はどうしようか。
急で、それにまだ宿の日数が残っているけどここを出ようと思う。
図書館とか、そういうのが無いか昨日ギルドの人に聞いてみたけどこの街にはないようだ。
なんでも近くの大きな街にあるらしいのでそこを目指す。ジルに説明すると
<わたしはコータに従うわ>
と言ってくれた。
そうと決まれば野宿品を買いに走るか。
カタンカタンと階段を下りて行くとカウンターには誰も居なかった。不用心なのかそうじゃないのか…。貰った札を置くと静かに宿を後にした。
(とりあえずは目に付いたところから…)
大通りに出てギルドを目指す。ギルドに用があるわけではないが、冒険者が多く通るのか武器屋、道具屋などが並んでいるのだ。
(テヌスの道具屋か…ありきたりだな)
とりあえず入り、品物を見て行く。
「へいらっしゃい!今日はどういった物を?」
奥から店主が出てきたようだ。まだ若そうなその人はイケメンで、奥に妻らしき人を…この時点でかなり買う気が失せたが、踏みとどまる。
「野宿出来そうな…テントとか携帯食料、日用雑貨をあと包帯もください」
「へい、それではこちら…包帯に冒険者セットになりやす。中身は簡易テント、毛布、干し肉が3切れ、黒パンが3つ、木の水筒、木串などが入って銀貨1枚でございます」
価値はわからないけど懐に困っていない。買いだ。
「毎度っ!ありあとっざいあした!」
少し大きめのリュックに入ったそれらを担ぎ、屋台で買った肉串をほおばる。後は…場所だ。
<もうひとつくらい寄越しなさいよ!>
食いしん坊キャラなのか?ジルは。もうお前2つ食べたろうに。
「食いかけでいいなら、ほれ」
少しかじってしまったが気にしないだろう。
串をジルの前まで持って行ってやると、串ごと取り込み食べ始めた。
財布の中身を確認して、酒場へ向かう。あのおっちゃんならどこか分かるだろう。
歯の間に詰まった肉を串で応戦している間に、着いてしまったようだ。この前の様な喧騒は聞こえないが、それでも賑わってはいるようだ。
周りを見渡し、おっちゃんを見つけると財布から鉄貨を3つほど取り出した。
「おっちゃん!」
「んぉ、この前のか!どうでぃ、ランクは鉄になれただろ?」
洗い物をしている手を止めて、挨拶を返してくれる。その問いに俺は後ろを向き紋章を見せる。
「へっ、この前までは名無しだった野郎がなぁ…で、なんの用だ?」
待ってましたと言わんばかりに、鉄貨を握った手をテーブルに置く。わざと音を立てるようにコトコトコトっと。
「ここから近い、大きい街を教えてほしい。出来れば道も。地図があればもっと助かる」
「……街の名前はセントリーゼン。地図はギルドに行けば買える筈だ。ほらよ」
少しばかり多かったのか、鉄貨1枚を投げて返してくるおっちゃん。
「それと、モンスターには気をつけろ。思わぬ事故は付き物だからな」
このおっちゃんイケメンや!あの腐れイケメンよりイケメンや!返された鉄貨1枚をおっちゃんに投げて渡し、こう言い放つ。
「それは今の注意代な!今度来た時、エールでもおごってくれ!」
おっちゃんは数秒口を開けた後がっはっはと笑って言う。
「新参野郎が良く言うぜ!とびっきりうまいエール飲ましてやっから、死ぬんじゃねーぞ!」
俺今かっこよくね?おっちゃんの言葉を背にスタスタと歩いてるんだぜ?
<なんかいいわね、こういうやりとり>
「だなーまた来ようぜココ」
ギルドへ向かい、サクッと地図を買うと北門へ急ぐ。セントリーゼンはここから北へ約70キロ行った所にあるらしい。
門番の人に一言行ってきますと伝えると、またおいでと返された。どっかのホモ兄さんとは大違いだな。
「さて、…行くか」
チラリとリーゼンを見て、リュックを背負い直し歩きだす。
歩きで行くんだ、気合を入れていこう。
//////////
ずーっと真っ直ぐな道をひたすらに歩き続ける。途中行商人とすれ違うが、すれ違うだけ。特に何も起こらないのがいいのだけど、こうも暇だと何か起こってほしくなる。
「ジルーなにかおもしろい話してくれー」
<んなものないわよ。黙って歩きなさい>
そう言い合いながらジルを抱えてぷにぷに遊ぶ。
もう日も傾いてきたし、朝から歩き通しだ。そろそろ見えてきてもいいと思うんだけど…と、眩しくて手をかざしながら目を細めたら情報が頭のなかに入ってきた。
名:斎藤浩太
種族:人<異世界人→称号習得に中補正>
状態:普通
称号:冒険者→判断能力UP小
勇者の卵→基本能力全体UP小
モンスターの理解者→テイム率上昇
鑑定眼力→判断能力UP中
サバイバー→野外での行動力30%UP
天性の顔つき(不)→相手の好感度減少率大
鉱石見習い→鉱石の扱い小UP
毒薬見習い→全毒耐性UP小、毒効果時間、ダメージ減少小
言語マスター→言葉理解100%
威風堂々→動揺率減少中
比重の心理→仲間に対して相手の良さが濃く伝わる
心がイケメン→相手の好感度UP特大(理解度深めないと発動しない)
不屈の心→精神力UP中
火事場の馬鹿力→命の危険を感じると全能力UP中
ポジティブシンキング→精神力UP中、判断能力低下小
そういえば自分を視たのは初めてだ。称号ってやつが視えるのは自分限定だろうか?
<…?どうしたの?>
俺が突然弄くり回すのをやめたせいか、ジルが聞いてきた。
正直に話そうか。
<へぇー便利なものもらったわね>
貰ったというか使わせてもらってるんだけどね。
いい効果のやつもあれば悪いやつもあるな…なんだよ天性の顔つきって。イジメか。
気を取り直して歩く。
あまりにも暇なので歌を歌うことにした。大好きなアニメのオープニングだ。決して大きい大人が見るようなアニメではない事を忠告しておく。
<中々上手なんじゃない?歌は>
歌はってなんだ"は"って。
「いやぁぁぁぁぁぁぁー!」
その歌がCサビに入ったところで女の人の悲鳴が聞こえてきた。
行くかどうか一瞬迷ったが行くことに決めた。天性の顔つきがなんだ!見ていてくれる人はきっといる!と信じたい。
そんな、お礼は私の体で払う?そんなこと…。
<なに馬鹿なこと考えてるのよ、さっさと行くわよ>
「ってー…夢くらいは見させてくれよ…」
ただでさえそういうことの経験がないんだから。
(盗賊か…?女の人は冒険者か…)
近くまでなるべく音を出さないように近づいていくと、へたり込み、男3人に囲まれている女の人を見つけた。
<サイテーね、寄ってたかって>
全くだな、紳士の風上にもおけない野郎どもだ。
相手は3人に対してレディーは一人。きっとこのまま放置していたら犯されるか殺されるかのどちらか…売られるも候補か。なんにせよ助けに入らなければなるまい。
名:トウ・テーバ
種族:人
状態:興奮
称号:盗賊稼業→暗器の扱い小UP、夜目小UP
無差別凌辱
紳士の嗜み→幼女に対して性欲UP中
名:ゾク・コッティ
種族:人
状態:興奮
称号:盗賊稼業→暗器の扱い小UP、夜目小UP
モンスターフェチ→モンスターに対しての性欲UP大
名:ラス・イーソー
種族:人
状態:普通
称号:盗賊稼業→暗器の扱い小UP、夜目小UP
同性愛者→同性に対して性欲UP大
名:ジーク・レイナ
種族:人/エルフ
状態:恐慌 損傷5%(腕)
称号:冒険者→判断能力小UP
ハーフハーフ→魔素量UP小、機動力UP小
疑心暗鬼→判断力減少中
ほうほうほう、盗賊の方碌なやついねーなおい。女の人の方は…エルフ…ハーフハーフから考えるに、人間とエルフのハーフね。
さて、カッコイイところを見せたいが相手は3人…奇襲で一人は倒したいところだ。
そこで、歩いている内に見つけたアイテムの一つを取り出す。
名:ニルド
種族:鉱石
状態:普通
説明:衝撃が加わると、加わった方向に対して棘を作る。
つまり相手に投げてあたったらグサッということだ。
試しに木に投げたら普通に刺さった。時間経過で戻る。
中々固いようで何回か使えそうだ。
草の陰に隠れて様子をうかがう。
「へっへ…ハーフエルフだが中々上物じゃねーかぁ」
「お前も物好きだな。こんな年増なんてよ」
「お前らは分かっていない。男の感じ方は男がよく知っている」
(…なんなんだこいつらは…)
言葉が出てこないとはまさにこの事だろう。女の人の方も怖さと驚きが8:2くらいな顔をしている。
男の一人が嫌がっている女の人の革鎧を外すと、その下の衣服に手をかけて行く。そこ変われじゃなくてうらやまでもなくてけしからん!お仕置きが必要なようだな!
顔でいいよね、ムカつくし。完全に胸に目が行った瞬間、ニルドを顔目掛けて投げる。力を込めすぎたらしくてもう棘が複数出ているが…まぁ、ね。俺しらねっと。
「あ?…あが……」
運が悪いようだ。見事に棘が刺さり、男が倒れこむ。
女の人の胸を見たからだな、それは仕方ない。
「!だ、誰だ!」
こいつら盗賊か?手際がゴロツキ共と同じだぞ。っとゲイの方は出来るようだな。短剣を逆手に持って周りを警戒している。
俺は静かにジャグとケルスを取り出すと、落ちている魔素石を拾い、右手約1mの所に投げる。ゲイの近くだ、あいつなら動くと思うが…
がささっと音を立てて茂みに入る石。ゲイは耳で確認すると同時にそちらへ身体を向ける。遅れてゴロツキの方も向くが…錬度がやっぱ違うな。弱い方から…
ジャグを足元に置き。イメージする。目標はゴロツキ、場所は肩スレスレくらい、大丈夫オールの木でコツは掴めている…扱いUPもあるんだ。よし!
一息入れるとジャグを思いっきり踏み飛び出す。ゴロツキの左、狙った所どんぴしゃだ!すれ違いざまにケルスで腹を殴ると、そいつを抱えたままフェードアウト。木にぶつかりそうになったがゴロツキを盾にした。
内臓が大変なことになっていると思うが知ったこっちゃない。女の人の為だお前らも本望だろう。無造作にゴロツキを捨てると、後ろから物音がする。ゲイが来たのだろう。
これは気合いを入れねばならん。負けたら掘られるのは確実だろう。童貞も捨てていないのに、そちらを先に捨てるつもりなど毛頭ない。もちろん捨てた後も一生捨てないつもりだ。
振り返ってみるとゲイの顔にジルが取り付いている。
なんか肩が軽いと思ったら、飛び出した時にゲイに飛びついたのか。
「…!!…!!!」
ゲイが苦しそうにもがいている。
持っている短剣でジルを突き刺すが、見えていないので核を捉えていないし、最悪自分の顔に刺してしまう事になるので大振りに出来ないようだ。
「ぁぅ!ぁぐっ…!」
しばらくそうしていると、ゲイが倒れこんだ。
窒息死したみたいだ。
「やったなジル。お疲れ様」
<当たり前よ、レディーに無礼を働いたんですもの。そっちもお疲れ様ね>
何事もなかったかのように盗賊から金を頂き、女の人のところへ戻る。
顔に、元に戻ったニルドがくっついてる変態が横たわっている。女の人は気絶しているのか意識がない。
真ん前でいきなりスプラッターを見せられたら、女の人にはキツイか。
とりあえずと摘んできたゼルーで応急処置し、しばらく待ってみることにする。
//////////
どれくらい時間が経ったのか、そろそろ野宿の準備でもするかとテントを広げた時に足音が聞こえてきた。
(新手の盗賊か…?)
剣を握って茂みに隠れる。
すると、どうやら現れたのはあの神々しいイケメンと2人ほどの女性だった。
(なんの用だよ、こんなところに…)
少しの嫉妬が混じる。
あんな美人とこんなところに…まさか!!青姦ではないだろうな…。
是非ともウキウキウォッチさせていただきたく。
<なにか良くないこと考えてるでしょ>
ぺちっと叩かれた。
「ねぇ、キール?こっちからホントに人の気配がしたの?」
「ほんとだってばぁー、ウィルは信じてくれないのぉ?」
相手に媚びる様な甘ったるい声が聞こえてくる。ウザッ。
「あっ、ほらあそこ!人がいるよ!」
一瞬俺の事を言われたと思いどきっとする。するだけで動きはしないが。キールと呼ばれた女性が指差すとウィルと呼ばれたイケメンがあの女の人に近づいていく…落ちが読めた気がするのは俺だけか…?
「あのっ!大丈夫ですか?」
イケメンが数回身体を揺らすと、女の人が意識を取り戻した。
置きあがったときの為に、既に死体は埋葬処理してある。もちろん衣服の整理も…そっちはジルがやったが。惜しい事をした。
「う、うぅ…ここは…ひぃ!やめて…こないでよ…」
あの盗賊との記憶が甦っているのか、後ずさりながら悲鳴を上げている。ちょっと気になり過ぎて身を乗り出したのがいけなかった。
「っ!ウィル!まだ誰かいる!」
もう一人の女性に勘付かれてしまったようだ。
「…っ!」
女性がそう言った途端にこちらへバッと振り返る。なんで場所わかるんだよ。
「隠れていてごめん、倒れていた女性が盗賊3人に襲われていてね。助けたんだけど目を覚まさないから待っていたんだ。するとそこに足音が…新手かと思って隠れてたんだ」
手を上げながらそう答える。なるべく爽やかにしたつもりだけど、女性陣は顔をしかめている。
「まってウィル、なにかおかしいと思わない?ホントに盗賊に襲われていた所を助けたのかしら?」
まぁ確かに自分でも信じられないこと言ってるなって思ってるよ。
だけど本当の事しか言ってないよ?
「た、確かに…この人に聞くのが一番早いんだろうけど…」
「どう見ても"ソイツ"を見て怯えているみたいね」
えぇー…さっきお前さん達にも怯えてたろうに。なんで俺限定なんだよ!
<苛々するわねこのクソ女。溶かしてもいいかしら?>
まだ堪えるんだジル、相手は美人だ!
「…あなたは、あの人に、盗賊に襲われているところを助けられましたか?」
イケメンが丁寧に、顔を近づけて聞く。女の人は落ち着いた様子で俺の顔を見るとコクコクと首を振り肯定する。
そりゃそうだろう、奇襲で一人を殺したあと気絶したみたいだしって…見てたのか??
「ほれーだから助けたって言ったろーに」
俺の声を聞いてキールと呼ばれた女性がぐぬぬと唸っている。
「そのようですね…すみませんでした。ほら、キールも謝って」
「ふん!紛らわしいのよ!行くわよ!」
「コラ!ちゃんと謝ってって…すみませんあんなのでもいい子なんです…」
キールはそう吠えるとスタスタと歩いて行ってしまった。
「…まぁ、いいですよ。女の人はこちらで介抱していきますから」
「…ですね、助けられたのでしたらそうするべきです。ではまたどこかで」
イケメンはクールに去るぜってか。もうひとりの女性もペコリとお辞儀すると後ろをついていってしまった。
「…さて、今日はここで野宿するけど、どう?」
<わたしは構わないわよ>
「………お世話になります」
よし、準備すっか。
先ほど広げていたテントの前に乾いた枝を集めて、近くにスパンを置く。
初めてだからうまくできるか不安だが…。
スパンとスパンをぶつけると、近くに熱波が発生して枝に火がついた。
にしてもこれどういう原理なんだろうな。
「!!…どうやったんですか、それ」
俺の行動を見ていた女の人…レイナさんが目を開いて驚いていた。
「えっと…火をつけただけですよ。こうやって」
もう一度同じことをすると、関心したように頷いていた。
「そんなやり方があるのですね…」
スパンは一般的に火付け道具として使われていないのか…。
焚き火を囲みながら、干し肉を炙り、唾液でふやかした黒パンと一緒に食べる。
レイナさんにも食料を分けている。硬い黒パンに四苦八苦しているようだ。
<ねぇーわたしのはー?>
「んく…ほれ」
忘れていたわけでは無いが催促されたので黒パンと干し肉を交互にちぎって入れてやる。
<んふふー(コータと間接キスー)>
満足そうにぷるぷると震えている。
「…そちらはテイムモンスターですか。珍しい」
俺達のやり取りを見ていて疑問に思ったのか、多分ずっと気になっていたのだろう。
テイマー?って珍しいのか。
「そうですよ、かわいい女の子です」
<んもう!褒めてもなにも出ないわよ!>
照れ隠しなのか触手が飛んできた。わりと強めに。
「あははは。仲がいいんですね」
「ですね…っとそろそろ寝ましょうか。火の番は俺がするんで先に寝てください、疲れているでしょうし」
「…そんな、私が先に…」
まぁ先に寝たら寝こみを襲われるかもって考えてるのかなぁ…そんなことしないのに。
それからなんとか説得して、代わりばんこに番をすることにした。
「それでは…ありがとうございます。時間になったら起こしてくださいね」
そういうとテントに入っていってしまった。
一緒に寝たくなかった訳ではないが…ちょっともったいなかったかな。
<まーた変なこと考えてるの?>
へいへいしっかりと番をしますよー。
しばらく悶々とした時間が続いた。
名:斎藤浩太
種族:人<異世界人→称号習得に中補正>
状態:普通
称号:冒険者→判断能力UP小
勇者の卵→基本能力全体UP小
モンスターの理解者→テイム率上昇
鑑定眼力→判断能力UP中
天性の顔つき(不)→相手の好感度減少率大
new!鉱石玄人→鉱石の扱い中UP
毒薬見習い→全毒耐性UP小、毒効果時間、ダメージ減少小
言語マスター→言葉理解100%
威風堂々→動揺率減少中
比重の心理→仲間に対して相手の良さが濃く伝わる
心がイケメン→相手の好感度UP特大(理解度深めないと発動しない)
不屈の心→精神力UP中
火事場の馬鹿力→命の危険を感じると全能力UP中
ポジティブシンキング→精神力UP中、判断能力低下小
new!優しい心→特定条件でヘイト減少
new!体内魔素100突破→ボーナス>魔法使用許可1、能力全体UP小
new!レンジャー→野外での行動力50%UP夜目UP大
new!エスコート→♀の好感度上昇率UP小