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僕の魔法少女が機械と戦う訳が無い  作者: 黒江紅音
第一章 マジカルナナ、始まります!
9/9

第八話 魔法少女、マスコットキャラが出来る!(前半)

 すいません、今更ながら、劇前と本編に違いが数箇所発見しました。

 実は、この話プロットを書いてません。勢いで書いてる為、大体辻褄が合いません。すいません。


※とりあえず分かってる、違い。

・劇前では、空を自由に飛んでいますが、本編では飛べません。


 僕の名前は藤代卓也。妹の名前は涼香。お姉ちゃんは美由お姉ちゃんって言います! アライグマが喋って、さぁ大変! このアライグマはなんなのでしょうか!?




「あ、アライグマだったんだ!」



「そうやで! ワイはアライグマ。タヌキなんかとは違うんじゃい!」




 僕達が余りの出来事(つまりはタヌキじゃなくて、アライグマがエセの関西弁を喋る光景です)に、喋るどころか一寸も動けない中、奈々ちゃんが驚きの言葉を上げました。

 ただ、ツッコミというか指摘すべき点はそこじゃありません。喋ってる事です。更に言えば、魔法の事をしってるらしい事です。

 そして、アライグマさんはタヌキに何か恨みがあるのでしょうか? タヌキに対しての反抗心が凄いです。




「アライグマはアライグマなんや! タヌキとは親戚とちゃうんや! 昔一時流行ったのに、流行ったって言うのに……。今の子供達は、ワイの存在を知らんで、タヌキと間違える始末! ワイはその逆境を跳ね返し、アライグマの人気を復刻させるんや!」



「え、無理じゃない?」




 アライグマさんが何やら目標を喋っていましたが、ソレを美由姉さんが一蹴しました。




「ね、姉さん……。ちょっと可哀想だよ……」



「え? だってね。アライグマって、成長すると凶暴になって飼う事が難しくなるんだって。それで飼い主が捨てて、それが野良化するっていう問題があったの。元々居なかった外来種のアライグマは、生態系、んーっと、分かんないよねー。ともかく、そういう問題があって、無許可では日本で飼育する事が禁止されてるの」




 お姉ちゃんは時折、博識です。それにしても、アライグマさんにそんな過去が!? 成程、言葉は乱暴ですね!



「乱暴とちゃう! これは関西弁っちゅってなー!」




 どうやら、何時もの如く涼香と思考がシンクロしてたらしく、とは言え、涼香の方は口に出してたらしいのです。関西人に怒られそうなエセな訛りのアライグマさんがそう叫んだ後、なにやらぶつぶつ呟いていました。




「え、ていうか飼われる事すらも禁止されてるのかい、この国は……。ワイの野望はもしかして此処で終わり? いや、まだや! この国での魔法少女の人気は凄いんや! というわけで、そこの魔法少女!」



「あ、はい!? な、なんでしょう?」




 なにやらぶつぶつ呟いてたかと思えば、ひらひらと手の平を下に向け、奈々ちゃんを呼びます。奈々ちゃんは怯えながら、近づいていきます。大丈夫でしょうか?



「嬢ちゃん、ここでその腕輪を拾ったんやろ? それはワイが落としたものなんや。」



「えぇ!? そうなんですか? あ、あのお返ししようにも、これ抜けなくて……」




「あぁ、大丈夫や! それ呪い、やなくて祝福が掛かってるから、抜けないんやで~。」



「え? 呪い? 呪いって言いましたよね?」




「言ってないで!」



「言いましたよね!」



「言ってないで!」



「言ってないですよね!」



「言ったで! って、間違っただけだわ!」




 どうやら奈々ちゃんの腕輪は呪いの腕輪だったようです。そして、なんと腕輪の持ち主でもあったようです。




「ともかく、ともかくや! ワイがこの公園にその腕輪をわざと置いていったのには訳があるんや! どーん!」



「「「「な、なんだって!! それはどんな訳なんですか?」」」」




 ノリの良い僕達は、いっせーので合わせて、驚いてみました。実際、驚きです。只のドジで落としたとばかり、思っていましたから。だって、せっかちそうなんですもん!



「そうなんや! ただ、その理由ってのは複雑やから、一から説明させて貰うでぇ」




 どうやら話は複雑みたいです。でもきっとロボットは関係無いんでしょうね。だって、この小説は魔法少女モノですもん! 摩訶不思議なファンタジーな出来事に決まってます!




「実はこの世界に別次元。次元の概念は、まだ分からんよなー。ともかく、此処とは違う遠い所から侵略を受けとるんや!」



「その侵略者からこの世界を守ろうと動いてるのが、ワイの所属する、この国で言うなら警察みたいな機関。んで、ワイもこの世界に配属されたんやけど……」




 皆に理解させる為か、区切りの良い所で一々、言葉を止めてくれます。




「実はワイ。一回敵方に捕まって、魔法を使えなくされてしまったんや……」



「その時に、そんな姿にされちゃったんだね……」




 可哀想に、敵方にアライグマにされてしまったんですね。僕は食い気味に、むしろアライグマさんの言葉に重ねる様に、哀れみました。



「そうなんや。ワイは元々人間やったんやけど、敵方がアライグマに魂をーー、って、違うわ! ワイは元々、アライグマ。魔法生物やから、この世界に居るアライグマとは違うんやけど。具体的な違いは、喋れる事と、魔法を使える事なんや!」




 違ったみたいです。それにしても、魔法生物って他にも居るのでしょうか? あ、丁度、涼香が聞いてます。流石、涼香! 僕と息がぴったりです。



「魔法生物って、他に居るの?」



「あぁ、大体この世界の生物と同じ位。更に言えば、この世界では絶滅した生物っちゅうのも見た事あるでぇ」




「「「「違う動物が良かった。ネコ(鳥)(兎)(狼)とかー」」」」



「じゃかあしいわ! どうせアライグマで悪かったなぁ!」




 思わず皆で声を合わせてしまう位、本音が包み隠せませんでした。もう大体分かったと思いますけど、僕達4人は声を合わせるのが得意です。お姉ちゃんがテレビを見ていて、集団芸を極めようと言い出した時はどうしようかと思いました。けど、声を意図せず合わせられる様になった時は感動モノでした。




「ともかくや! ワイが魔法使えなくなったから、代わりの魔法使いをこの世界の住人から見つけようと思ったんや。ただ、誰がどれ位の実力を持ってるか分からなかったから、1つ仕掛けを作ったんや!

 それが、そのお嬢ちゃんが見つけた腕輪や! ただ、お嬢ちゃんが腕輪を見つけた時、ワイは寝てたみたいで、今まで探してたんやー」



 成程、大体分かりました。でも、1つだけ分からない事があります。いや、大体分かってるんですけど、認めたくないんです。




「大体分かったんですが、1つだけ良いですか?」



「なんや、坊ちゃん?」




「その、この世界を侵略しょうとしている敵っていうのは、何なんでしょうか?」



「その名は明らかになっとらんが、第12指定危険世界”機械帝國”から出てきたっていうのは、間違いないんや。ほら、この前、ニュースになってたやろ? 世界各地に出たっていう、機械。あれが、そうやでー」




 どうやらこの魔法少女モノの敵は機械らしいです。ガチガチの機械が敵って……。もう良いです! 機械だろうと、なんだろうと、奈々ちゃんが打ちのめすんですよ!



 後半へ、続きます!

 前編とか言って、スイマセン。どうも筆が進まない為、一旦切らせて頂きました。今、後書きを書いてて思ったのは、もう一作同時に書いてるんだから、そっちを先に書いちゃえば良いじゃん。って事でした。


とりあえず、筆が早く進む様頑張りたいです。

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