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僕の魔法少女が機械と戦う訳が無い  作者: 黒江紅音
第一章 マジカルナナ、始まります!
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第四話 魔法少女、変身する!


 僕の名前は藤代卓也、魔法少女の幼馴染さ! 魔法少女マジカル奈々ちゃん、やっとこ始まります!



 「私、魔法で戦ってみる」と奈々ちゃんは言いましたが、きっと勢いで言ったんだと思うんです。だって奈々ちゃんが作った魔法は全部、戦闘向きじゃないんですもん。



 例えば、さっき見せた周りを照らすだけの魔法。泥団子を作る為にと作った、土を湿らす魔法。そしてその泥団子を人に当てても痛くない程度に固める魔法。雪合戦を夏にしたくなって、作った魔法です。泥合戦をしたら、服が汚れて怒られちゃいました。特に美由お姉ちゃんが……。


 ともかく奈々ちゃんが作る魔法は、日常生活をちょっと便利にする為に作られた魔法ばっかりです。奈々ちゃんが駄目だった時の逃げる準備を僕はします。と言っても、涼香を直ぐに姉におぶらせれる様に位置取りするだけですが……。勿論僕はその後、奈々ちゃんを助けに行きます!



 ロボットの前に立ちはだかった奈々ちゃんはまず白くて可愛らしい腕輪のしている右手を上に挙げます。そして、「変身」っと叫ぶと奈々ちゃんの周りが白く光り始めました。

 このポーズも叫ぶ必要も無いらしく、ちょっと腕輪に向かって力を込めれば良いそうです。ポーズとセリフは女の子3人で考えていたのですが、仮面を付けたライダーが好きな美由お姉さんのせいでちょっと可愛さが……。



 空気を読んでかロボットが止まってる間に奈々ちゃんを囲う白い光が強くなっていき、服が白い光に包まれて見えなくなっていきます。服全部が白い光になるまで奈々ちゃんは回転しています。服全体が白い光に包まれた状態になると奈々ちゃんは回るのを止め、上に挙げてた右手を左手と一緒に前に出すと腕輪が赤く光りだし一本の杖に形を変えていきます。


 その杖をバトンの様に回して行くと白い光が、両足、両腕の先から順に白を基調とした靴や手袋、肘当てにソックスがピンクのフリフリや赤の刺繍の模様で、女の子らしいデザインの物に。そして胸にさらしが巻かれ、腰には紺のスパッツに変わっていきます。

 そして杖が赤を基調に可愛らしくなった所で、ソレを回転させながら空に投げました。すると首に赤いチョークが光ながら現れ、そこからフリフリのついた白いブラウス、腰の辺りからこれもまた白いフリフリのついたスカートを着飾っていきます。


 そこでタイミング良く、先ほど投げた杖が落ちてきます。それを片手でキャッチして、くるくる回します。するとキャッチした時に肩の辺りだけを囲う様な赤いカーデガンと、ピンクのリボンが付いてる赤いベレー帽がポンってという効果音と共に姿を現しました。回している間にも体全体の服に赤と白とピンクの刺繍がされていきます。

 くるくる回していた杖を右手で天に突き上げる様に挙げると、杖は先に付いてる宝石から赤い光がサンサンと輝きます。するとカーデガンの右胸の辺りに火の鳥の様な動物の刺繍がされ、それもまた赤く輝きます。


「魔法少女マジカルナナ! わ、悪い事する子は私が成敗するんだから!」



 セリフは勿論、美由お姉ちゃんのセンスです。ぼ、僕は良いと思うよ! ともかくそう叫びながら、杖をロボットに向ければ一連の流れは終わりです。美由お姉ちゃんと涼香は「おぉ~!」と興奮しながら手を叩いてます。




 そんな緩い2人も居ますが、奈々ちゃんとロボットはお互いに睨みあい、その間に誰も入れない。そんな緊張感で一杯でした。どっちが先に仕掛けるか。僕は息を飲み込みました。



「……た、卓也君! 私何も考えて無いんだけど、どうしよう!!」


 僕は思わず、ずっこけてしまいました。奈々ちゃんはそんな緊張感の中、僕の名前を呼んだかと思えば体ごとこっちに向き、そう言うのでした。僕がそれについて文句をっと思った時、ロボットが動きだしました。

 ロボットがこんなチャンスをモノにしない訳がありません。銃身を奈々ちゃんの方に向けると、銃身が黄色を含んだ光。豆電球の様に光出しました。



「危ない! 奈々ちゃん!」



 僕は思わず叫びました。どうやらロボットは奈々ちゃんの変身を、ただ待ってた訳では無かったみたいです。腕に付いてる筒から出てきたのは銃弾では無く、黄色いレーザーが出てきたのです。むしろロボットの動きも止まってたしチャンスだったのかも知れません。

 黄色いレーザーは横の逸れ、ギリギリ奈々ちゃんに当たりませんでした。それにしても凄い威力で、地面が抉られてました。そんな危険なモノが目の前を通り過ぎたのに、奈々ちゃんは全然怯えてません。凄いね、奈々ちゃん! 流石、魔法少女!



「たっくん? 今、何かあったの?」



 ……まぁ、まぁ想定内でしたよ? 奈々ちゃん、コッチ向いてたし。ロボットから完全に目を離してるとは思わなかったけどね!

 こんなのんびりしてますけど、結構ピンチです。レーザーは当たったらシャレにならないだろうし、装甲も固い。日常で作られた戦闘では余り使い難い魔法だけで、どう戦えば良いのでしょう?



 天然少女、奈々ちゃん! 卓也君をツッコミに成長させたい!


 魔法少女って変身しますよね! でも正直ダサいです!

 美由姉さんにダサいってのを押し付けてます!


 あと、人の描写を全然してませんよね……。キャラが立ってないと思っていたのですが。顔も服も書かなきゃ、伝わりませんよね……。次の章で詳しく書こうと思います! べ、別に、考えてない訳じゃないんだから!

(プロット書いてないから仕方ないって言う、良い訳をカッコ内に書きます。これで、あーんしん! ……すいません)

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