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僕の魔法少女が機械と戦う訳が無い  作者: 黒江紅音
第一章 マジカルナナ、始まります!
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第二話 魔法少女、機械と対峙す!

 僕の名前は藤代卓也、小学3年生さ! いきなりこの挨拶を忘れて直ぐに書き足したよ!


 フラグを建てるとすぐに回収され、皆の紹介・イメージ固めが中途半端に終わってしまいましたが後々で良いですよね。




 爆発音の聞こえてきた方に皆でゆっくりと歩いています。走っても良いのですが、何しろ森の中と言う事で小学3年生の足では余り速度が出ないので……。


 

「……こっちなんか怖い気がする」



「大丈夫、安心して」



「そうだよ! 何が来ても美由お姉さんがたおしてくれるよ!」



「ううん、私も怖いから安心してって意味だったのー」



「お姉ちゃん……。格好悪いよ……」



 涼香が今向かってる方を指差して怖がり、美由お姉ちゃんが頼もしい事を言う。それに奈々ちゃんが感動するけど、美由お姉ちゃんのぶっちゃけた言葉に皆が残念がり僕が最後に呟く。

 この4人が揃った時によくされる会話です。よくお姉ちゃんはこうやって場を和ませてくれるんですが、いざという時に頼れるから皆お姉ちゃんが好きなんです。




 ……暫く歩いていると、開けたスペースが見えてきました。多分、あそこが爆発音が鳴り響いてた現場でしょう。そう軽い気持ちでそこに足を運びましたが、そのスペースの全貌が見えると僕らは固まってしまいました。



 爆発音が聞こえてきたから焼き野原は想像出来たんですけど……。武術をしている美由お姉ちゃんが居るから達人のフラグかな~? とか、魔法少女っていう大本命が居るから魔法使いのフラグ!! とか考えてたんだけど……。



「「「「何で、機械なんだよ!! しかもガチガチの!!」」」」




 焼け野原によろしく存在してたのは一目で機械って分かる存在でした。軽くロボットでワクワクなんですけど、その手? の部位がバズーカみたいな銃口な形で、しかもこっち向いてるという事でドキドキです。


 背丈は大体、3メートル位で見上げないと全体が見えません。色合いは大体黒で統一されています。大体、人型です!

 足はキャタピラになっており、横移動は苦手とみます。しかし腰を見てみると360度動かせるようになっているというより、僕らが口を空けて見上げてると無駄に回ってくれました。

 胸には全体を覆うように”W”の文字が赤く目立つように付いています。真ん中に給油口? みたいなモノも見えます。

 両腕の先端は指では無くバズーカ? 位の大きさの銃口がある。顔の位置には丸い水晶の様なモノが見えます。どうやら人は乗ってない様です。そんなスペースは無いようですし……。



 ロボット格好良いんだけど……。これは魔法少女モノなの! なんでロボットなんだろう……。

 うーん、早くも少年の口調に乱れが……。

 そしてまさか、2話目でいきなり最初の挨拶を忘れてしまいました。すいませんでした!!

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