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初恋のはじめ
俺には小学生のとき、好きな子がいた。
目を離せば怪我をしそうで自分より他人を大切にする優しい子。
いつも一緒に帰っていた女の子。
名前はひよりだった。
そしてある日、俺は小学生ながら勇気を出して告白した。
「つ、付き合ってください!」
「え...もう付き合ってるんじゃないの?」
「「え....?」」
「だ、だっていつも一緒に帰ってるし..手繋ぐ時なんか恋人繋ぎだし.....」
彼女は頬を赤くしながら言った。
(今思い返せば、彼女から手を繋ぎ始めた気がする)
「じゃあなぎくんはもう私の彼氏なのね」
ふふっと笑って繋いだ手は小さく温かく、嬉しそうにはしゃぐひよりを見て、俺はさらに彼女のことを好きになった。
しかし、突然ひよりは転校してしまい、会いたくても会えていない。




