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今日も情シスは恐怖に慄く  作者: 葉柚
突然操作を受け付けなくなったパソコン

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9/21

 どうやら、パソコンが動かなくなったといっても、急にパソコンの電源が落ちたわけではないようだ。


 ブルースクリーンになっているわけでもないようだし。


 これは……プレゼンテーション作成ソフトがフリーズでもしたのだろうか。


 もし、そうだとするならばプレゼンテーション作成ソフトを強制終了してしまえばなんとかなるはずだ。


 


「プレゼンテーションソフトを右上の×ボタンで閉じていただくことはできますか?」




「ああ。わかった。……うん。閉じたよ。」




「そうですか。それではもう一度、プレゼンテーションソフトを開いてみてください。」




「ああ。開けた。」




 すんなりプレゼンテーションソフトを終了することができたようだ。


 開き直すこともできたようだし、これで一安心だろう。


 でも、と、私は首を傾げた。


 プレゼンテーションソフトがフリーズしていたのなら、簡単に×ボタンでプレゼンテーションソフトを終了できただろうか。


 


「どうでしょう。プレゼンテーションソフトは使用できるようになりましたか?」




「いいや。ダメだ。まったく動かないよ。」




「……そうですか。」




 やっぱりプレゼンテーションソフトのフリーズではなかったようだ。


 でも、プレゼンテーションソフトの起動と終了は出来ているようなので、パソコン自体がフリーズしているというわけでもないようだ。


 なんだか、予期せぬことがパソコン内で起こっているようだ。


 こういう時はパソコンの再起動が手っ取り早い。


 


「パソコンを再起動していただくことはできますか?」




「ああ。今、再起動をしているよ。」




「ありがとうございます。では、起動するまでしばらくお待ちください。」




 パソコンの不調は良くあることだ。




「ああ。起動して、パスワード入力画面が表示されたよ。パスワードを入力してしまっても構わないかい?」




「はい。パスワードを入力してください。」




 無事にパソコンも起動したようだし、これならもう一度プレゼンテーションソフトを起動していただいて、問題なく使用できれば問題ないだろう。


 


「……パスワードが入力できないんだが……。」




「えっ!?」


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