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豚と十二人の咎姫達

 ……一人の少女が目が覚めると、

そこはピンク色のネオンライトの光る

如何わしい雰囲気の部屋に、数人の人が少女と同じく

気を失って居るのか横たわっている。

 部屋の奥には扉が有りそこから猛獣のようなけたたましい

(いびき)が聞こえる。


「うん……」

「何の音?」


 大きな(いびき)の音で次々と横たわっていた人達が

目を覚ます。

 女子高校生のギャルのような人や

主婦のような人に小学生ぐらいの女の子や

ホステスのお兄さんのような人と統一性がまるで無い。

 すると突然、凄まじいノイズ音と共に、

天井からモニターが降りてきて、笑い顔仮面を被った男が

映し出された。


〈やぁ!皆様方ご機嫌よう!〉

〈私めは幸せを提供するクイーンゲーム主催者の天使〉


 剽軽(ひょうきん)な物言いで現れたその男は、

自らを天使と名乗った。


〈皆様一体全体何が起きたか理解出来て居ない事でしょう!〉

〈先ずは事の経緯から説明させて頂きます!カモン!〉


 そう言うと、部屋の奥の扉が開き

中からチビでデブでハゲの眼鏡姿で全裸の醜男が

足音を立てながら此方へ歩いてきた。


〈先日のこと……〉


 我々は幸せな結婚とそのシチュエーションを

全力でサポートする事を没頭(もっとう)にしており、

 そしてそのお方のお望みと言うのが!


〈誰でも良いのでとにかくエッチしたい!〉

〈後結婚もしたい!〉


 …………

 

 長い沈黙の後に天使を名乗る男は口を開く、


Bravo(ブラボー)!〉

〈素晴らしいよ!豚君!!〉


 天使の歓声と共に置くから大勢の拍手の音が聞こえる。


〈だが豚君!〉

〈幸せな結婚生活とは試練のその先に有る物だ!〉

〈そこで!〉

〈君と彼女達には今から愛を掛けたゲーム……〉

〈クイーンゲームに挑戦して貰う!〉


「あの~」

「私一応既婚者なんですけど?」


 先程の人妻らしき人が割って入ると、天使を名乗る男は

手に持っていたスイッチを押しその瞬間!


「にぎゃぁぁ!!」


 人妻は、倒れ込むように喘ぎ声を上げながら倒れ込む。


〈ご静粛に……〉 

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