隊員Aは人質を救うことができるのか
人質になっていると通報を受け出動した隊員A。
建物は15階建ての廃ビルだった。各階をクリアリングし、最上階の15階に着いた。そこには手錠をつけられて頭部に銃を突きつけられていた人質がいた。隊員Aは部屋に突撃し対象との対話を試みる…
「今すぐ銃を下ろせ、そしてそのまま手を挙げろ」
そう言っても奴は人質に向けている銃を下ろす素振りはなかった。隊長は抵抗したら撃てと言われたがその指示には従えない。今撃ったら間違いなく人質が撃たれる。考えろ、考えるんだ俺。どうにかして人質だけでも解放しないといけない。ここで判断を誤ったら人質は殺される。絶対に人質を無傷で助け出さなくてはいけない。「お前は何が目的でこんなことをしたんだ、今ならまだ罪は軽い。ここで発砲したらお前の罪はもっと重くなる。頼む、俺もこんなことはしたくないんだ。」そう呼びかけると犯人は笑みを浮かべてこう言った。「もしも俺が今降参しても無駄だ。これを見ろ。見た上でまだ話を続けるか?こいつを殺してもお前もろとも死ねるんだぞ」対象はまさかの自爆ベルトをつけていた。残り時間は7分。時間が無い、どうする俺。