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カースト
クラスではカーストというものがあって、自分の居場所のレベルみたいな感じを背負わされている気分にさせられる。美少女に出会ってからは彼のカーストは底上げされ、虐められることもなくなった。というのも、いじめっ子に対して美琴が態度で牽制していたのも大きかった。
「ねぇ、美琴。どうしてそんなに僕に付き合うのさ」
「君のそばにいると安心するから」
彼は言われている意味がわからなかった。超能力の無い自分に誰かを守れる自信など到底なかったのである。それでも側に居てくれる美琴には感謝しきれない気持ちになった。