プロローグ
召喚術師、それは異なる世界より『力在るモノ』を呼び出し使役する魔術師である。
時にはその存在を『力』で捩じ伏せ、時にはその存在と契約して、時にはその存在と友好的に、扱い、操り、暴走させて、その存在の『力』を行使する最強かつ脆弱な魔術師でもある。
通常の魔術師は大抵、四大属性と無属性を基本とする魔術を行使し、それよりは召喚術に近い精霊魔術師は六大精霊に力を望む、更に通常召喚術は披対象物を代償と共に現実に繋ぎ止めてその『力』を行使する、その存在も伝説や高等魔術で『異世界』を『視た』と言ったモノや現実に存在する動植物迄、多種多様な召喚が可能だ、まあその存在に対する知識が必須条件だが。
通常が有れば『特例』『禁忌』と言った召喚術も存在する。
そう所謂『異世界召喚術』も『禁忌』召喚術の一種で支払うべき代償もえげつない、まあ神々が利害の元に干渉すれば軽減するらしいが『異世界』から『拉致』された側にとってはそこはどうでも良い、この世界で召喚術師となって解った事はそう、基本的にえげつない代償で召喚された『モノ』は、召喚契約により『気楽に』『送還』出来ない、ブラック企業真っ青の『契約魔術』である。
それは『巻き込まれた』『不当契約』であっても例外は無く、『異世界召喚契約神聖契約書』を破ったとしても、・・・メイン対象の『勇者』君が『神剣』にて支援強化魔術で最大ブーストされた挙げ句、『猿声』あげながら全力攻撃しても(実家が示源流らしい)マイクロ単位も傷を付けれなかったが・・・『契約履行』迄は『送還』は『無効』、戦力外通知となった私はある程度の金品を渡され城外に出され、メイン対象の『勇者』君が『契約履行』する迄放置、むしろ召喚術が使えるならば自分で『送還』しろとまで
そんな『巻き込まれた』現この世界での職業『召喚術師』である私のスキルは『通常召喚術』『日常品召喚術』『３分間Ｇ召喚』
Ｇ召喚って『ゴキ』でも召喚するの？
