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5月17日

観閲ありがとうございます。

今回ははじめてのおつかい…もといはじめてのホームステイです。

こんにちは、ボクなのです

今日ものんびりごろごろ怠惰ライフなのです。


『みー』

『ねぇ猫ちゃん』

『み?』

『一度おばさんの家に来てみる?』

『…いいのです?』

『あら、喋れたの、ええもちろんよ』

『じゃあ遠慮なくお邪魔するのです♪』

段ボールごと移動なのです、ちなみに餌代がわりに鼠とりのお仕事をしたのです。

おばさんの家はパン屋さんでした

小麦のストックを鼠にやられて困ってたらしいのです。

あ、鼠も美味し(削除されました)

楽しかったけど来るお客さんが猫嫌いとかで半日で元の路地に帰宅なのです…残念


『みー』

『なぁみー公聞いてくれよ』

『みー?』

どうやらおじさんは昨日お給料日だったらしいのです。

だけど嬉しくなってつい博打でほとんどすっちゃったとか。

残ったお金で食べ物と身なりを整えたって言ってたのです。

今日は一緒に鮭の缶詰を頂きました、とっても美味しかったのです♪


『みー』

今日は男の子は来ませんでした

帰って来たのが夜だったからなのです?

でもいつもの場所にお魚の干したのが置いてありました。後お手紙も。

ボクは字が読めないので誰かに読んでもらうのです。

あ、干物はすっごく美味しかったから半分(骨を)残してあるのです♪


『みー』

『こんばんわ』

『こんばんわなのです』

『その後どう?』

『男の子は会えなかったのです。』

『そう』

『でもお手紙があったのです。読めないけど…』


そう言うと狐の女の子は読んでくれました。

どうやら男の子の家に来ないかどうかとの内容らしいのです

ただ女の子は厳しい顔でやめておいた方が身のためだと言っていました。

お礼にお魚をあげようとしたら丁重に断られたのです…あれー?


本日のご主人様候補

近所の優しいおばさん(残り物の色々なパン、ね○゛み)

いつものおじさん(鮭缶)

男の子(魚の干物)

狐の女の子(飴玉)


はじめてのお家は楽しかったのです。

明日はどんなご飯が食べられるのか楽しみなのです♪

観閲ありがとうございました


突然ですがあなたは野良猫を見かけたらどうしますか?

私はマンションで飼えないので泣く泣く餌だけあげて様子見です。

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