栗原るりという少女
栗原の家に着く。
インターホンを鳴らしてしばらくして、クリーム色と紺色のバイカラーのワンピースに身を包んだ彼女が扉を開けた。
「……どうしたの?」
呆けたように彼女を見つめてしまっていた僕を訝るように、栗原が訊いてくる。
「いや、お前がそんなかわいい系の服着てるのも珍しいな、と思って」
「……たまにはわたしもそういう気分になるからね」
挨拶もそこそこに、「お邪魔します」と一言断り、これで何度目になるかもわからない栗原家へと足を踏み入れる。もしかしたら、藍の家に行くのよりも回数が多いかもしれない。
なんだかんだ行って、九々葉家で一緒に過ごすというのは多いようで実は少ないことだった。
相変わらずやや狭苦しい印象のある室内に腰を下ろす。当然のようにそこは栗原るりの部屋だ。
いつものように、お茶を出されて、お茶菓子を出されて、テーブルを挟んで向かい合う。
「相田君、最近元気?」
「……ああ、すこぶる元気だよ」
「とても元気な人の顔色にも表情にも見えないけど……」
そう口にする栗原の表情は優れない。少しだけ悲しそうに目元は伏せられている。彼女の目に映る僕の顔はよっぽどひどい色に染まっているのだろう。
「嘘、つかなくてもいいのに……」
「……嘘なんかついてない」
言われた言葉にひどく冷たい声音で返してしまう。
嘘。嘘。本当。本当。百日ダリアに無理やりこじ開けられた心の扉がまだ完全に閉じ切れていない。そんな些細なことにも過敏に反応してしまう自分がいた。
その温度の低い声を聞いた栗原は一瞬怯えたような表情をしたが、すぐにそれが僕を思いやるようなものへと変わる。
「本当に大丈夫?」
「……大丈夫に決まってるだろ」
大丈夫か大丈夫でないかで言えば、きっと大丈夫ではなかったが、それでもこの場では大丈夫でなければならないのはたしかだ。
「わたしは藍ちゃんじゃないから、あの子の前でいるみたいに気を張る必要はないと思うけど」
栗原の言った言葉に息が止まった。心臓の動きも、脳の働きも、血液の循環さえも、そのすべてが停止して、世界を構成する要素があまねく硬直した。そんな感覚があった。
「な、んで……そんなことを……」
しゃべっているのか、ただ息を吐いているだけなのか、どっちなのかがわからなくなるほどに僕の声量は小さい。
「見てればわかるもん。あの子と接しているときの相田君も、あの子のことを語るときの相田君も、どこか藍ちゃんを絶対的に肯定しなきゃいけないって風に、こだわってるみたいに見えた」
僕を気遣うような目線を送ってくる栗原は、けれど、口を閉ざすことはしない。それが思いやりによるものであれ、そうではないものによるものであれ、沈黙がこの場を支配しないことは何よりもありがたかった。
僕は二の句が継げない。
息をするのでさえも、今はとても苦しい難事であるかのように感じられた。
僕を見る栗原のどこまでも優しい視線がつらい。
「ごめん。やっぱ全然大丈夫じゃない。正直、つらくて仕方ない」
結局、上手くごまかすことさえできずに、素直な気持ちを口にする。この程度で本音を漏らすくらいなら最初からそうしていればよかったのに、と普段は気にしないような過ぎたことを気にするような考えが頭の中に浮かんでくる。
頭を振って、非生産的な考えを締め出そうとするが、次から次へとそれは生まれてきて上手くいかない。
「何か、わたしにできることはある?」
「……優しく抱擁してくれる、とか」
いつも通りではない自分から目を逸らしたくて、気づけばこれまでは絶対に口にしなかった類の冗談を口にしていた。たとえ優しい栗原が相手でも、彼女のいるこの身で口にする冗談ではない。まして、今の状況ならなおさらだ。そんな自分に嫌気がさす。
――そして、そこまで考えたところで思い至る。
果たして今口にした言葉は僕の本音なのだろうか、と。
百日ダリアの言うように、僕の性根が他人に本当のことを言って自分に嘘をつくというものならば、今言葉にしたものこそが僕の本音で、心の中で考えた自制の思いこそが嘘なのだろうか。
もしそうだとしら、僕はどこまで情けないのか。
彼女との仲が優れなくて、ちょっと自分を否定される言葉を受けたぐらいで、女友達にまで慰めを求める。
一体、どこのダメ男だという話だ。
「いいよ」
そんな風に考えていた僕は、だから、何のためらいもなく栗原がそう言ったことに正しい反応を返せなかった。
狼狽する時間さえもなく、身を乗り出した彼女の腕の中に頭をかき抱かれる。
顔いっぱいにやわらかな感触と僕の髪を撫でる栗原の息遣いが耳に届く。
このところ不安ばかりが思い詰めていた心中が安心で満たされていく感じがした。
「このくらいのことで、相田君が元気になれるのなら、わたしはいくらでもするから……」
「……っ」
歯を噛みしめる。
染み渡るような優しさの情に、目に涙が溜まっていく。けれど、それを流すわけにはいかない。ここで泣いたら、僕はあまりにもどうしようもなさすぎる。
これが藍に対する不義理に当たるのか、正直なところ僕にはわからない。
けれど、もはや寄る辺が何もない僕にとって、こんな風にしてくれる栗原の存在は大きく、その好意を無下にするのもできる話ではない。
だから、僕はそのまま数分ほど彼女に頭を抱かれていた。
「……勘違いしないで、ほしいんだけど」
頃合いを見計らって、言い淀むように栗原が口にする。
「わたしは友達だからといって、男の子相手に誰にでもこんなことするような人間じゃないからね」
「……それは、そう、なのか」
「当たり前でしょ。それとも、相田君にはわたしがそんな風に、勘違いの好意を誰にでも抱かせるような人間に見える?」
「少なくとも、いろんな人間におせっかいを焼いているようには見えるけど」
「……たとえば誰?」
「それは……僕とか、藍とか……」
どうにか涙は堪えきった。大きな感情の波は去り、いつもの四割程度には冷静な自分が戻ってくる。
「それは相手が相田君と、そして藍ちゃんだからだよ」
「……え?」
予想しなかった言葉の内容に、思わず顔を上げた。
栗原の瞳と至近で目が合う。
僕は寸前まで泣きそうになっていた自分を思い出し、潤んだ瞳を見られないよう、慌てて彼女から体を離した。
栗原も僕と同じように距離を取り、そして僕とは違うように頬を朱に染めている。
僕と藍だから栗原はおせっかいを焼いた?それはでも、だったらどうしてはじめに僕らに話しかけてきたというんだ?こうして栗原と友達のような関係になれたのは彼女から藍にも僕にもアプローチをしてきたからで、だからそれ以前の栗原には僕らの性格等を知り得る機会はほとんどなかったはずなのに。
彼女は少し気まずさを増した空気を取り繕うに軽く咳払いをした。
「えほん。……わたしにとって、相田君と藍ちゃんは特別だから、わたしは君たち二人に優しくしてる、というのは確実にあるよ」
少し様子のおかしい栗原に取り合うでもなく、僕は疑問を呈する。
「僕と藍が特別? 何のことだよ。友達っていうだけのことじゃないよな? それは」
「そうだね。それは間違いなく」
「だったら、それがどういう意味かって訊いても?」
「……相手が藍ちゃんだったら教えるけど。相田君は嫌」
「なんで僕はだめなんだ?」
「……それは自分の記憶にでも訊いておいて」
僕の……記憶?
なんだそれは。その言い様は。どういう意味だ。
「はい。この話はこれでおしまい。相田君も少しは元気になったみたいだし、もっと楽しいお話をしましょう」
ぱんと音を立てて手を合わせて栗原にはもう、それ以上を語る気はなさそうだ。
気にはなるものの、彼女に言う気がないのなら、僕自身でその答えを考えるしかない。記憶と言われても、どれくらい前とかって指定を受けないと、探りようがないのだが。
「……他愛のない話をできるのも、きっと今日が最後だと思うし……」
つぶやかれた彼女のその言葉に何かを言おうとした僕だったが、儚げな栗原るりの微笑とその透明な視線を受けて、その穏やかで優しい威圧感に何も言葉を発することができなかった。
夏休みに何度繰り返したかわからない、その茶会の中での話題は、どこまでも他愛のないものに注視する。
栗原の友達の話。栗原の趣味。栗原の痛い失敗体験。栗原の好きなテレビ番組。
僕の中学校のころの話。僕の最近見たアニメの話。僕の痛い失敗体験。僕の好きなネットラジオ。
興味関心の分野はそれほど被っていないし、何ならほとんど被っていないとさえ言えるが、そこに居心地の悪い不和はまるでなく、互いが互いの話に耳を傾ける真摯さがある。
藍との中が落ち込むまで認識していなかったことだったが、栗原と一緒にいることで僕は少しどころではなく心が癒されている自分に気が付く。
優しい彼女は僕の言葉をほとんど否定しない。ネガティブなことは一切言わないし、僕が誰をどれだけ悪しざまに言おうと、彼女は苦笑してそれを受け流す。
そんなやり取りを楽しんでいる反面、藍を置いてこんなことでいいのかとも思ってしまう。
それでも、栗原が恩人であるのはたしかであり、そんな後ろめたい気持ちを表に出してまた彼女を心配させるわけにもいかない。
心の罪悪感に蓋をする。
それは結局、自分に嘘をついているだけではないか、と耳に残る百日ダリアの声が言っていた。
「……ふぅ」
自身のグラスに注ぎこまれたお茶を飲み干した栗原が一つ、息をつく。
グラスに映る自分の姿を見つめ、その先に見える自分の心さえも見つめていたような彼女の瞳が、惑うような色合いから、何かを決心したようなものへと移ろいゆく。
その様子に、並々ならぬものを感じて、僕は居住まいを正した。
「……これからわたしが何を言おうとしてるのか、相田君にはわかってる?」
けれど、口にされた言葉は本題には近くともその周りをぐるぐると回るような先延ばしの質問だった。
僕はそれにどう答えるべきか一瞬迷って、結局は正直に予想していることを口にすることを選んだ。
「告白でもされるのかと思ってる」
「……」
それを聞いた栗原の表情は変わらない。どこか熱っぽく、しかし、どこか儚い。
「……それは間違いじゃない」
告げられる言葉が胡乱なものになっているのは彼女自身の慎み深さが原因なのか。それとも、その心中に渦巻く不安が原因なのかはわからなかった。
「……少しだけ待ってね。今、気持ちを落ち着かせるから」
「わかった」
恩人であり、よき友達だと思っている栗原を急かせることなど僕にはできない。たとえ、今から告げられるであろう言の葉が、動揺に次ぐ動揺を得ている僕の心中にさらに波乱を呼び込むものだったとしても。
それから、目を閉じて深呼吸を二回、いや、三回繰り返した彼女は、決意を宿したその眼を開いて、唇を震わせた。
「わたしは君がずっと、好きでした。わたしと一緒にいてください」
声音は震えていて、目元は潤んでいて、その顔は強張っている。
けれど、栗原るりという少女の想いは十全ではなくとも、どうしようもなく十分過ぎるほどに、僕の心に伝わった。
予想して、その通りだと肯定されて、そして、実際にそうされる。
何段階もの確認作業を経て告げられた言葉であっても、その告白の熱と驚きは色あせない。むしろそうして段階を踏んだからこそ、より如実にそれを受け止められてしまい、彼女の想いが僕のすべてを震わせる。
その熱も想いも行動も、すべて僕という人間にはもったいないくらいのものだと思う。
けれど、だからといって、それを否定するような行動を取ることはできない。たとえそれがどんなに些細なものであったとしても、今ここで僕が自己否定的な行動を取ったとしたら、それは彼女の想い自体を踏みにじることになる。
それはもう、旅館のあの朝に心臓に釘を刺す思いで反省した。
二度、同じ過ちを繰り返してはいけない。
だから、僕の取るべき行動は、口にすべき行動は、僕自身の倫理観でも嘘でもなく、本音でなければならない。
だが、その本音こそが今の僕にはとても難しい。
何が本当に自分の望んでいることなのか、思っていることなのか、百日ダリアの言葉が呪いのように突き刺さってくる。
僕はもう自分が信じられない。自分の善性も、自分の悪性も、等しく信じられない。
どうにもできないのだ。本当にわからないのだ。自分のことが。何一つ。
だから、どれだけ情けなくとも、僕の口にする内容は自然と一つに漂着する。
「……ありがとう。栗原。僕はお前にそう言ってもらえてとても嬉しいよ」
「う、うん。えっと……」
言葉を濁すようにする栗原だが、その先は僕でもわかる。
「その、情けない話で悪いんだが……」
「……うん。なんとなくわかってるけど……」
「少し、時間を置いて考えてもいいか?」
告白における回答の先延ばし。戦場における戦力の逐次投入並みに、男として情けない判断ではないかと思う。状況によりけりではあるにしろ。
「……いいよ」
それでも、栗原は情けない僕の回答というか先延ばしでさえも、肯定した。その顔に安堵が宿っているのは、彼女の不安もまた先延ばしにされたからか。
「正直、わたしは即答で断られると思ってた。だから、そうじゃないってことは、少しでも可能性があるって思ってもいいのかな? ……それとも、今の相田君には余裕がないだけ?」
栗原は不安げに訊く。
「……それは僕にもわからない、と言うしかない。それも本当に情けない話なんだけど。今の僕は自分の想いを信用できない。藍のことが本気で好きだったはずなのに、でも、それを信じることができずにいる」
「……」
栗原はしばらく黙っていたが、意を決したように口を開いた。
「……相田君が藍ちゃんと何かあったっていうのはわかってた。こんな風に、その弱みに付け込むような真似をするのもだめだと思ってた。けど、今言っておかないと、きっともう二度とこの想いを口にすることはないと思ったから。自分本位で、好きだと言った君のことを何も考えられていないかもしれないけど、どうかこんなわたしを許してください」
彼女は罪悪感に堪えるように頭を下げた。
僕はそれを、羨望と尊敬の思いで見つめた。そんな風に振舞うのは僕には到底できそうにはない。
「頭を上げてくれ。僕はお前に感謝こそすれ、叱責の気持ちを抱いたことは一度もない。今、この瞬間もだ。お前に謝られると、僕は自分の情けなさにいたたまれなくなる」
恐る恐るといったように、栗原が頭を上げる。
潤んだ瞳は、けれど、涙を流していない。
強い女の子だと、そう思う。
栗原るりは、きっと、僕なんかよりも、ずっとずっと強くて、そして、ずっとずっと優しい。その姿が愛おしい、と感じてしまいそうになる自分がいるのを認識する。けれど、一方で彼女を認めたくないという後ろ暗い気持ちにも駆られる。
「ありがとう」
彼女は僕にお礼を言った。
「それはこっちの台詞だよ」
こんな僕を好きでいてくれてありがとう。
そう口にするのは簡単だが、それで変に希望を掻き立てるのはするべきことではない気がした。
「……一応、期限を決めてもらってもいいかな?」
「ああ、わかった」
それは至極当然の主張だろう。いつまでも好きな相手の返事を待ち続けるというのはとてもつらいことだ。僕はそれをさせるべきではない。
しばし、適切な期限をどう切ろうか悩んだ僕は、記憶の中に引っかかったとある日にちを思い出した。
「……九月十二日には絶対に答えを出すよ」
「……九月十二日?どうしてその日なの?」
不思議そうに訊く栗原に、僕は努めて冷静に返答した。
「藍の誕生日だから」
「……ああ」
栗原は複雑そうな表情で頷いた。
それはそうだろう。告白の返事を、今現在お付き合いをしている別の女の子の誕生日を期限にするのだ。彼女の気持ちを無視していることこの上ない。
けれど、そこは譲れない一線だった。
僕の藍に対する気持ちも含め、すべての答えをその日までに出す。ここまで藍と関わってきたその区切りとして、それ以上にふさわしい日はない。夏休みいっぱい悩んで何も答えが出なかったのだ。もうこれ以上長く引き伸ばしたところで意味はない。期限を区切り、そこまでに全力を尽くすべきだ。
「……相田君はひどいよね」
「……」
「どうしていつもそう……ううん、なんでもないや」
栗原は言いかけて、結局それ以上は口にはしなかった。
「……条件付き下僕も今日で終わりだね」
気まずい雰囲気が場を取り囲もうとしたところで、栗原が唐突にそう言い出す。
「この雰囲気でそういうこと言うか、お前」
「仕方ないでしょ。事実なんだから」
「……そういえば、男を屈服させたい願望とやらはもういいのか?」
栗原に受けた恩に報いるお礼として受け入れた彼女の下僕としての日々。しかし、その内情のほとんどは結局お茶とお菓子と雑談に占められてしまっていた。あれではただの茶飲み友達以上の何物でもないだろう。
「……あれはほとんど嘘だから」
「嘘?」
「うん。君と少しでも長くいたくてついた嘘。それと、君と藍ちゃんのイチャつき様を見せられたわたしの中に溜まった鬱憤を晴らしたかったっていうのもあるけど」
「……そうか」
栗原るりでも嘘をつく。
当たり前だけど、当たり前のその事実が僕には少しだけありがたかった。
「……言っておくけど、わたしみたいな優しい女の子、相田君にはもったいないくらいなんだからね」
しんみりした場を盛り上げるように彼女が口にする。それは場を取り繕うような冗談にしか聞こえなかったけれど、でも、事実その言葉は真実なのだろうと思う。
僕に栗原はもったいない。
当たり前だ。
こんないい子、僕みたいな真性の狂人と本来、関わるべきじゃない。
もっと、いい男を見つけるべきだ。そして、そいつと普通に幸せに日々を送るべきだ。
それでも、だからといってそれが告白の答えになり得るかと言えば、きっと違うのだろうと思うけれど。
「……僕はお前が好きだよ」
「……え?」
一瞬、何を言われたのかわからないというように栗原がぽかんと口を開けて、その後に顔を真っ赤にした。
「あ……あ、相田くん!? まだ、期限、全然来てないんだよ!? 返事しろなんてわたし催促してないんだよ。お返事先延ばしにしてくれていいんだよ!?」
その様子がかわいくて、こいつとそういう関係になれたらどれだけ幸せだろうな、と実感する。
けれど、同時に思うのは。
藍が悲しむその顔を、そのとき、僕は見ることになるのだろうということ。
それに耐える心が果たして僕にあるのかどうか。
「人間的に、だけどな」
「……っ!?」
早とちりしたことに気付いた栗原が、今度は別の意味で顔を真っ赤にする。
「ま、まぎらわしいこと言わないでよ! もう!」
怒る栗原に、どこかおかしみを感じて、僕は声を上げて笑っていた。
「あ、あれ? どうしたの?」
栗原るりはそれを不思議そうに見守っていた。
小ボス、中ボス、ラスボス、出揃ったって感じですかね。誰が小ボスで誰が中ボスで誰がラスボスなのかはご想像にお任せします。
さて、ここで問題です。九々葉藍の誕生日について触れたのは、どの回だったでしょう?




