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 夏休みも中盤に入ったころ、僕はとあることを計画していた。もうすぐとある神社でお祭りがあるのだ。毎年淳といっていた。今年もそれがある。でも、今年は特別なんだ。だから、もしかしたらこれが一緒に行けるの最後になっちゃうかもしれない。自宅のソファに寝転んで、僕は携帯で淳に電話する。


「淳、祭り行こう?」

『祭りって、あの神社のか?毎年行ってるから行くにきまってんじゃん』

「その……さ、今年はみんなで行かない?」

『みんな?……はっはーん、さては朝貴目当てだな?』

「うぐ……うん。そうですよ、夏休みになったからあえないじゃん。清桜には僕から言うからさ、お願い!澪も良介も呼んでみんなで待ち合わせしよ?」

『俺はそれでもいいぜ。大勢の方がにぎやかでいいしな』

「やった。じゃ、もういいやバイバイ!」

『それなくね?ったくよぉ』


 今はかわいい子最優先。そのためにはどうしても最終防衛またの名をラスボス、を倒さねばならないんだよ!清桜って名前のね!!淳との電話を切り、そのまま今度は清桜に電話する。即実行あるのみ。先手必勝!


「清桜、お祭り行こう!」

『へ?何いきなり?』

「祭りだよ祭り!!清桜の家から近いとこにある神社の祭り!!」

『あー、あそこのね。でもなんで静香が俺を誘うの?』

「あ―……それはその……あのさぁ……その祭りに……朝貴君もつれて来てくれないかなぁなんて……」

『朝貴?あぁ、朝貴ね』

「何言ってんの?」

『なんでもないこっちの話。一応朝貴の予定もきかなきゃなんないけど?それでいいならいいんじゃない?』

「ほんと!?いいの!?」

『何その異常な喜び方』

「いや、清桜に断られる自分がやすやすと想像できたからさ。ねぇねぇ、それでさぁ……朝貴君に着てほしいものあるんだけどさ」

『着る?』

「家の母親がさ、なんかわからないけど通販で間違えて女物の浴衣大量に買っちゃってさ……。それがもう、すっごく朝貴君に似合いそうなのばっかなんだよ」

『静香、朝貴にあったことないよね?』

「無いけど、イメージだよイメージ!!かわいい子は何だって似合うんだよ!清桜知らないの?」

『いや、そう言われてもね?』

「清桜もみたいでしょ?朝貴君の浴衣姿!僕が着付けするから!絶対可愛く着つけるから!!」

『それは朝貴に静香の家まで行かせろっていうんだね?』

「そう!ぼくんちの住所は清桜から教えてあげてくれない?」

『あーうん、わかった。じゃ、朝貴の予定聞いて良いって言ったら、静香の家の住所教えとくよ』

「言っとくけど、朝貴君には浴衣着るとか内緒だからね」

『わかってるよ。じゃ、またね』


 そう言って電話は切れてしまった。楽しみだな!もう今からうきうき気分だよ。ちょっとお話もしたいな。お菓子用意したら喜ぶかな。清桜から甘党ちゃんって聞いたことあるし、お菓子とお茶用意してあげよう。それで、浴衣も帯も選んでもらってそのあとは……。大丈夫、帯くるくるしないから。そこまで僕エロいって言うか、危ない人じゃないと思うからね。祭りまであと一週間弱。しばらくは興奮……じゃなくて、楽しみで寝れそうにないかも。あー、早くお祭りになれ!朝貴君来い!!ついでに僕も浴衣着てみようかな。淳喜ぶかな。なんてね。


静香先輩が心配になってきました。

こんなキャラじゃないはずなのに。

しっかり者のお兄さん目指してたのに。

可愛い子大好きな変態……ごほっごほっ……になってしまってます。

すみません。キャラ不安定でほんとにすみません。

淳が唯一、当初のままな気がします。

次回ようやく朝貴と絡めますね。よかったね、静香。

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