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和も洋も甘いもの  作者: 朝比奈 黎兎
番外編!!
29/30

*番外編 2*

番外編その2です。



 こんな時間にお客さん?でも、もうラストオーダーは終わっちゃったし……。どうしよう。


「あの……」

「申し訳ありません。今日のオーダーはもう……」

「いえ、その。オーダーはいいんです」

「へ?」


 そういって、今までドアに隠れて見えなかった姿が現れた。きれいな薄茶色の髪、そしてサファイアのようなこれまたきれいな大きな青い瞳。あれ……あれれれ?


「ご無沙汰してます、静香先輩。それに青葉先輩も」

「まさか……ってうおぁ!?」


 気付いたら、軽くカウンターを飛び越えていた。そしてドアまで駆けより思い切りその人を抱きしめる。


「夕貴君だぁ――――!!ひさしぶりだねー、会いたかったよぉ!!全然変わってないっていうか、でも大人びたよね!!でもでも可愛さは損なわれてないっていうか、むしろいいー!!このまま持ち帰ってベッドインしたーい!!」

「ふえ?」

「ブ――――!!ゴホッ……ガハッ!!静香!!」

「あはは、相変わらずだね静香は……。でも、ベッドインはダメだからね」

「!?」


 夕貴君の後ろから現れたのは、まぁある意味予想できる範囲内の人物だったけど。ていうか、こんな時間に夕貴君が一人で来るわけないよね。まだ19時前だけど。ふふふ……この時がついに来ちゃったねぇ……会いたかったよ、すっごく。


「えーっと、とりあえず久しぶり……って、こぶし振り上げんのやめてくんない!?」

「清桜……とりあえず一発殴らせろやぁ!!」

「清ちゃん!!静香先輩落ち着いてください―!!」

「やっぱそうなるわな」



***   ***   ***


 僕から見て右から淳、夕貴君、清桜が並んで座ってる。夕貴君ならラストオーダー無視して今からパフェでも何でも作っちゃうぞ。とりあえずソーダフロート出してあげた。頭さすってる清桜にはアイスコーヒーね。


「夕貴君が優しくてよかったねぇ。僕じゃ今頃……」

「本当、夕貴が空手とかやれなくてよかった。俺死んでたね、うん」

「僕も一応怒りましたよ?」

「あのな夕貴。夕貴と静香じゃ明らかに怒りのレベルが違うんだ。まず静香は口より手足が先に……」

「何余計な事、夕貴君に吹き込んでんのかなぁ?夕貴君、今日はいっぱい注文していいよ?」

「え、でもぼくそんなにお金持ってないんでその……」

「大丈夫。両脇にいる頼れる男どもが払ってくれるから」

「あはは……」

「俺まで!?」


  当たり前だろうが。夕貴君には一銭も払わせないよ。払わせてたまるか。まぁ最初から清桜がいる時点で、夕貴君はおごってもらえただろう。


「そういえば、此処のことよく知ってたね。やっと落ち着いたから、そろそろ夕貴君に教えなきゃって思ってたのに」

「それは、澪先輩に聞いたんです。だから今度行って見ようかなって思ったんです」

「澪は先週来たよ。最近良介に会えてないっていいながら、自棄ミルク飲んでた」

「良介、実家継がなかったんだっけ?」

「澪の両親に拉致られたっぽいっすよ。いい意味で」

「いい意味でって。まぁ、澪にとっては最悪だろうけど」

「どっかの誰かさんと違って、ちゃんと連絡してるぶん、マシなんじゃない?ねえ、夕貴君」

「え……えっと」

「マジで夕貴より、静香のほうが怒ってるし……。今日いじられてばっかしだよ」


 当たり前じゃん。今まで言いたかったの我慢してたんだから。散々いじってあげるよ。夕貴君の分までね。


「あ……。夕貴君も指輪してる」


 真っ白で綺麗な手。そこに光るリングがしっかりとはめられてた。


ただ、殴られた清桜が書きたかっただけです。はい。



清桜が帰国して、夕貴と再会してから1〜2年後くらいかな……


あまり時間気にしなさすぎで書いてます。


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