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*14*


なかなか話が進まず、しかもそれほど発展しないストーリになってしまいました。

この二人はすでに付き合ってるので、どう話を進めようか悩みます。

この話だけ今後の展開が不鮮明なようです。

すみません、また放置するかもしれないです。


「静香、なんで俺の部屋に?」


 此処は淳の寮の部屋。僕はその部屋のリビングで勉強道具を広げている。ちょっと静かにしててくれないかな?僕、試験勉強中なんだよ。小論文と、提出書類書いてるんだから。僕が目指す専門学校は学科試験はなく、小論文と面接のみ。だから根気詰めて勉強するなんてことはしなくていいんだけど。正直書きなれてないから、いちいちめんどくさい。


「部屋に居る理由?……居心地いいからかな」

「そうでしょうね、俺の部屋なのにリビング独占してますもんね……ココアどうぞ」

「こぼさないでね?これ清書だから」

「気をつけます」


 恐らくこぼした暁には、回し蹴りでもお見舞いされるだろう。

 床の絨毯の上に座っている静香から少し離れて、ソファの上に座った。そこが一番安全だろう。


「偉いよな、静香はさ」

「何、急に?」

「ちゃんと自分の進路考えて、それに向かってるからさ」

「淳だってそうじゃないの?」

「俺は……ただ追っかけてるだけだからさ……」


 そういえば、そうかもしれない。淳と僕は幼稚園からずっと一緒。クラスは違えど、通う場所はずっと同じだった。うちの親が見栄を張ろうと、俺をここに入学させたとしても、淳もここに入学した。もしかしたら、淳の家も対抗意識から淳をここによこしたのかもしれないけど、此処の試験はそう甘くはない。だから、淳が頑張って入ってきたんだっていうのはわかる。

 実はすっごく嬉しかった。

 此処は全寮制だし、淳も此処来るなんて思ってなかったあの高校一年の時は、毎日がすごくつまらなくて。何度やめてやろうかとも思った。別に中退したってどうってことないし、悔やむこともないって思ってた。そしたら、淳までここに来ちゃうんだもん。だから高校2年から今までは本当に楽しくて、幸せだった。なにより、親が介入してこないのはすごくうれしい。


「淳、嫌なら嫌だって言っていいんだからね」

「は?」

「……なんでもない……」

「は?……ったく……」


 後ろから伸びてきた手が、机の上にカップを置いた。そして、淳が僕のすぐ後ろに座り、後ろから僕を包みこんできた。淳の顔が僕の顔の少し上にある。無駄にでかくなっちゃってさ、年上の威厳ってものがないじゃんか。


「静香、大丈夫だから。静香なら面接だってなんだって、絶対うまくいくからさ」

「っ!?な、何急に……」

「大体、そうやって自分の中でばっか考えてるからマイナス思考になるの、静香の悪い癖だと俺は思うな。つか、俺がここ来たの嫌々だと思ってんの?」

「淳なら、別の道もあるんじゃないかって……。お菓子好きなのは僕だけじゃん?」

「あのさ、俺も一応好きだけどね」

「それも、僕が小さいころから淳にもお菓子をたくさんあげてたからでしょ。これおいしんだよって、毎日のようにお菓子あげたからじゃん」

「あのころは将来太るんじゃねーかって思ってたな。でもさ、俺としては嬉しかったんだぜ?静香が好きなもの、俺も好きになれたってさ。それすっげーうれしいことだったんだぜ?俺、無理なんかしてないからさ。嫌々でもないからさ」

「……なんでそう……こういうことはずばずば言うのかな……」

「自己主張も激しいから?」

「馬鹿……台無し……ああああああああああ!!」

「な、何?」

「淳のせいで、漢字間違えた!!うっわ最悪、原稿用紙の半分以上書いてたのに……やりなおし……」

「あ―……これからコンビに行くんですけど、なんか食べたいもの買ってきましょうか?」

「生クリーム激盛りチョコプリン3っつ」

「はい……」

「あぁ、僕の30分がパアだ……」


 僕から離れて、コンビニに向かおうとしていた淳。だけどなぜかドアのところで立ち止まった。


「静香……」

「何?」

「無理せず頑張れよ。じゃなきゃ俺、追っかけたくても追っかけられなくなるからな」

「なっ……」

「じゃ、コンビニ言ってくるからゆっくりどーぞ」


 俺全然ダメだからさ。だから、俺の行くべき道、指示して。絶対追っかけて追いつくからさ。


「たまには、追っかけたいんだけどな。ま、いいか」


 今度はどこまで付いてきてくれるのかな。


ずっと進路が一緒っていいと思います。

なかなかそうはいかないですもの。

私も幼稚園から高校まで進路が全く同じっていう男子がいました。

まぁ、苦手な感じだったので接点はないに等しいですけど。

ほんと、更新停止とかになったらすみません。

そうならないよう、頑張ります。

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