*13*
更新遅くなりすみません。
どう今後の展開につなげていこうか悩みます。
今回はなんもないです←え?
タダの日常です。
まぁ、それが普通ですけどね。
放課後の教室で、先生と向き合う。話す内容は、僕の進路についてだ。そう、これは面接。僕が進学したいのか就職したいのかを話し合って、今後の取り組みを決めていく。
「調理専門学校か……。三王はやはり実家の和菓子屋を継ぐのか?」
「いえ……継ぐ気なんて毛頭ありません。独立して自分の店を構えたいだけです」
家を継ぐなんて、
「そうなのか?……ご両親はなんと?」
「……言ってません。言ったら確実に反対されますから。だから親にはただ大学へ行く……としか言ってません。元々、僕は家も親も嫌いですし、高校卒業したら家を出ようとも考えてますから……」
「そうなると、少し難しいな」
「ですね……。そういうことなので、親にこのことは内緒にしてもらえませんか?」
「あぁ……俺らも生徒が生徒だと、なにも手を出せないからな」
「先生も大変ですね」
「三王なら調理専門学校くらい今のまま行けば十分はいれるだろう。とりあえず、頑張ってみな」
「はい。ありがとうございました」
面接は10分程で終わった。だがもう部活時間は半分以上終わった。いまからいってもさほど練習できない。着替えていたら片付けになるだろう。なら、今日はサボってもいいよね。
僕は道場には行かず、バスケ部が練習している体育館に向かった。
「いた、いた。頑張ってるじゃん、一応」
体育館の2階は下が見下ろせるようになっている。そこには僕の他にも何人か部活風景を眺めている生徒がいた。写真を撮っているのは写真部だな。
体育館は真ん中で仕切られ、片方をバスケ部が、もう片方をバレー部が使っていた。運よく、バスケ部は僕のいる側でやっていたから、淳なんかすぐに見つけられた。
まぁさすが中等部からすでに不動のエースって呼ばれてただけはあるって感じ?ほぼボールが淳に集結してるね。あーばかみたいに背が高いやつばっかだな。別に悔しくないけどさ。
いつだったか、淳に聞いてみたことがある。
『バスケ、続けるの?』
何気なく、そう聞いてみた。そう、あれは確か淳が高等部に上がる少し前のことだ。高等部でもバスケ部に入るのかって意味で聞いたんだ。別に何となく、何気なく聞いただけ。
『やめてほしいのか?』
そう聞いてきたんだからびっくりした。すぐに違うことを伝え、説明する。じゃなきゃ、今頃何部になってたのだか……。淳いわく、バスケが格段に好きだからバスケ部ってわけじゃないらしい。ただ、何気なくやったら意外に面白かったという、バスケをまじめにやってる人が聞いたら起こるんじゃないかとも思える理由で、僕は思わず笑ってしまった。まぁ、かという僕も空手はなんとなく憂さ晴らしでやってるだけだ。ストレスのはきぐちと、精神統一にはもってこいなんだよね。
でも、なにげなくでも淳は決して手を抜いたりしないんだ。部活も、書記の仕事も。やる前はぶつぶつ言ってても、いざ取り掛かるとのめり込んでまでやる。それが淳なんだよね。
「やべっ!!力み過ぎた!!」
「おい、あそこ誰かいるんじゃねーか!?」
考え事をするのは場所を選んだほうがいいかもしれない。
ぼかっ。
「っつぅ――――!!!!!!!!!」
頭の上にバスケットボールが降ってきた。誰だこんなところまで投げたやつは……。此処のどこがゴールなんだ。
足元にぼんぼんと跳ねていたボールを拾い上げ、階下を見下ろす。おぉ、バスケ部の視線集結してるね。淳?何で頭抱えてるのかなぁ?
「誰なのかなぁ?僕の頭にボール落としてくれるなんて、いい度胸してるじゃん。今から道場行く?」
「ひぇええええええええええ!!!!!!!」
「なんでここに空手部の鬼主将がいんだよー!!」
「お前があんな馬鹿みたいに投げるからだろ―!!」
「めっちゃ怒ってるじゃないか――――!!
「あれが……空手部主将……」
おいおい、そこの3年部員ども。いらんこと言うんじゃないよ。可愛一年生がおびえてるんじゃないかなぜ僕がここにいるかって?そこのエースに聞け!いっぱつでわかるさ。こら、エース!知らんぷりしてるんじゃない!!
「やべ、俺マジ帰りたい……。俺のせいじゃないのに、何でおれにらんでるんですかね静香さんは……。マジ怖ぇ」
意外とバスケットボールって固いんだよね。痛いわ。ていうか、此処まで届くもんなの?そこまで遠くに投げる必要ないって思うな。あー痛い。朝貴君になでなでしてもらおうかなぁ。
何でボールって固いんですかね。
サッカーもバスケもほとんど固いです。
つき指とかしたくないんですけどね。
こちらもなかなか前に進んでいきませんね。
黎暁学園で初めて先生が出たかも……
一応いますけどね。
ほぼ出番なしです。
こんな遅い更新ですが、次回もよろしくお願いします。