表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大切な人達  作者: 曹叡
9/210

第九話

第九話です。

『 お兄ちゃーん、準備できたー。』


玄関から里奈の明るい声がこだます、今日は日曜日、友成が提案した皆で遊びに行こうという約束の日、里奈はとっくに準備を終えて玄関で待ってる、なぜ男の俺のが外出準備が遅いのかというと寝坊したから、やっとこさ準備を終えて玄関で里奈と合流、家を出たら


『 あっ、夕奈ちゃんおはよー、待ってたんだね。』


家の前で待ってたぽい夕奈ちゃんと合流、ピンクを基調とした可愛らしい私服姿にしばし目を奪われる


『 おはよう、夕奈ちゃん、待たせてごめんね。』


『 おはようございます・・・お兄さん・・・里奈・・・気にしないで下さい・・・私も今来たばかりですから・・・。』


俺と里奈、夕奈ちゃんは3人で待ち合わせ場所である近隣で一番大きいショッピングモールの近くの公園へと歩く、その間、里奈と夕奈ちゃんは楽しそうに高校の話をしている、今年中学を卒業する2人は俺や友成達の通う東明高校を第一希望に志望してるそうだ、里奈はともかく夕奈ちゃんはもっとレベルの高い高校も目指せるがどうしても東明高校がいいらしい、里奈と離れるというのが寂しいのかな? うんうん、仲良きことは美しいね。


和気あいあいと会話してたらすぐに待ち合わせ場所の公園に着いた、そこには既に高野さんが来ていた


『 おはようございます、青山君、里奈さん、あらっ、そちらの方は・・・。』


高野さんと里奈は実は顔見知り、前に高野さんが理子と共に我が家に遊びに来た事がありその時から里奈と高野さんは仲が良い、だけど夕奈ちゃんとは今日が初対面なのだ


『 ああ、この娘は里奈の・・・。』


『 初めまして・・・秋野夕奈です・・・里奈の学校の友人です・・・。』


『 そうなんですか、こちらこそ初めてお目にかかります、私は高野奈津美、青山くんのクラスメートです、よろしくお願いしますね、秋野さん。』


丁寧に自己紹介する高野さんに夕奈ちゃんは微笑んで


『 はい・・・高野さん・・・どうぞ・・・よろしくお願いします・・・。』


まだ夕奈ちゃんも緊張気味だけど初対面の二人は仲良くなれた様だな、まあ当然か、高野さんなら、しかし友成達はまだかな、丁度そう思った時に俺の携帯の着信が鳴る、友成からだった


『 おいおいトモ、一体どしたんだよ、約束した時間まで後三分だぞ、言い出しっぺが遅刻かー。』


『 おおアオ、スマン、寝坊しちまった、今いずみと向かってるから、あと十分ほど待ってくれ。』


お前もか・・・電話を切っておよそ十五分後に友成といずみちゃんは公園に駆け込む様にやってきた


『 ハアッ・・・ハアッ・・・皆さんすみません! 真兄が大寝坊しちゃって・・・私が起こしに行ってやっと起きたんですからー、ほらっ、真兄もっ、ちゃんと謝りなさいよっ!! 』


『 みんな、本当にすまなんだ、ジュース奢るから許したもれ。』


何か誠意が感じられない気もするが友成は深々と頭を下げた、でも十五分程度の遅刻などのこの娘達はたいして気にしてない様子だし


『 皆さん、本当にすいませんでした、もうっ! ホントに真兄は昔っから寝坊助なんだから!! 』


友成の隣でいずみちゃんも頭を下げる、この友成といずみちゃんは十年以上の付き合いがある幼なじみ、ちなみにいずみちゃんが俺や友成の一つ年下、馴れ初めはいずみちゃんが友成と同じ東明高校を受けると友成に告げた時に一緒にその淡い想いも告げたとか


『 おっ、その娘が昨日電話で話してた里奈ちゃんの友達だな、初めまして、友成真司です、身長182、体重68、好きな食べ物は唐揚げと湯豆腐、好きなテレビ番組はさす○い刑事旅情編とミニ○カポリス、好みの女の子のタイプは目がぱっちりした・・・って、オイいずみ! 耳引っ張るなよ、痛いってば! 』


『 もういいから引っ込んでなさい真兄、私は矢島いずみ、よろしく、これから仲良くしようね♪ 』


『 初めまして・・・秋野夕奈です・・・友成さん・・・矢島さん・・・よろしくお願いします・・・。』


友成やいずみちゃんとも挨拶した夕奈ちゃん、その時の夕奈ちゃんの安らいだ笑顔に俺は安心した、その後ショッピングモールでお買い物、里奈に小熊のぬいぐるみをせがまれて買ったり、夕奈ちゃんと高野さんには安物だが髪飾りをプレゼント、友成もいずみちゃんにペアリングか何かせがまれてたな。


買い物の後は近くのファミレスで昼ご飯、友成は唐揚げ定食とピザを頼んでた、その組み合わせはアリなのだろうか? しかし奴はぺろっと平らげた、その割にはスマートな体系を維持してる、友成が言うには元々太らない体質とか。


しばらくファミレスでまったりした後、カラオケに行こうよと里奈が言ってきた、女性達は皆賛成、俺も友成も特に反対しなかった。


そしてカラオケに行く途中、向かいから理子と工藤が肩を並べて歩いてくる、恐らくデートなんだろうな、俺達に気づいた理子が当然の様に声を掛けてきた。

見てくださってありがとうございます、稚拙な文章ですいません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ