第五十四話
暫くはダラダラな展開になると思います、何卒ご容赦を。
海から戻った俺達はそれぞれの部屋へと戻る、相部屋の友成は部屋に入るなり 『 ふぁー、なんか眠くなってきたな、夕食の準備まで一眠りするかな。』 やはり疲れてたんだな、正直友成は一番体を動かしてたからな 『 今寝たら夜に寝れなくなりませんか? まあ俺も眠いんですけどね。』 蒼太もあくびを出してる、てゆーか二人共寝たら俺は何すればいいんだよ 『 眠たい時には寝た方が体にいいぞ蒼太、青はどうするんだ? 』 友成が聞いてくるが正直俺は眠くはない、眠たい二人を邪魔するのも悪いので俺は散歩でもして時間を過ごす事にした。 俺が外出の準備を終える頃にはもう二人共寝息をたてていた、静かに部屋を出て廊下を歩いてると 『 あらっ、貴志くん、戻ってきたばかりなのにもうお出かけするの? 』 ちょうど部屋から出てきた奈津美さんと遭遇する、彼女の着てる部屋着は薄手のTシャツに膝までのスカートと清楚な彼女らしい 『 うん、同居人の二人が疲れから寝ちゃってね、暇だから適当に散歩でも行こうかと思ってさ。』 『 そうなの、もしよかったら私の部屋に来ないかしら、私の部屋も彩花さんと紗恵さんがお菓子を買いに行くって出ちゃったから一人で退屈してたのよ。』 えっ・・・、それって奈津美さんと一緒の部屋で2人っきりって事か、急な事で返答に困ってたら 『 貴志くんも暇なのでしょう、暇人同士でお話でもしましょうよ。』 曖昧な俺に業を煮やしたのか奈津美さんは強引に俺の腕を掴み自分の部屋に引き入れたのだった。 何も言うヒマを与えられず部屋に入れられた俺は落ち着きなく部屋を見渡す、キョロキョロしてる俺に奈津美さんはいつもの穏やかな口調で話しかける 『 どうしたの? 貴志くん達の部屋もこの部屋と殆ど変わらないでしょう。』 いつ彩花達が帰ってくるかもしれないのに奈津美さんは全く動揺してない、もしかして変な事を考えてるのって俺だけか、そう思うとなんだか気が楽になった俺に奈津美さんは思いも寄らぬ不意打ちを放ってきた 『 それじゃあ、うふふっ、せっかくだから私も貴志くんにマッサージしてもらおうかしら♪ 』 何じゃそりゃ、一瞬頭が真っ白になったじゃないか 『 はっ・・・、あっ、あのー、奈津美さん? いったいそれはどういう意味なのかな・・・。』 『 聞いたままよ、水着を着替えてる時に里奈さんと夕奈さんが貴志くんにマッサージをしてもらったって嬉しそうに自慢してたのよ、すごくお上手なんですってね、だから私もお願いしようと思ったのよ。』 そう言いつつ彼女はなんと着ている服を脱ぎだした 『 ちょ・・・、奈津美さん!! 何してんだよ、冗談は止めてくれ!! 』 幸いというか残念というか彼女の脱いだ服の下は先ほどの水着だった、恥ずかしがってる様子が微塵もない奈津美さんは 『 フフっ、貴志くんったら、カワイイですわね ちゃんと素肌にマッサージしないと意味ないでしょう、だから水着も脱がなかったのですよ、貴志くんにマッサージをしてもらう為にね・・・、それよりも早くなさってくださいな、彩花さん達が帰ってきてしまいますわ。』 奈津美さんの白水着姿に俺のムスコはMAXになりつつある、それを何とか隠しながらも奈津美さんに無駄な抵抗を試みる 『 いやっ、あのね、何で奈津美さんはそんなに俺にマッサージをしてもらうのにこだわるんだよ、別に誰がマッサージしても同じだと思うけど・・・。』 俺がやっとそれだけ言うと奈津美さんは俺に近づき 『 も〜う、貴志くんたらまだ気づかないの! それともワザと言ってるのかしら、私は貴志くんにしてもらわないと意味がないのよ、貴男以外の人にこんな事頼みませんわ。』 えっ、それってつまり奈津美さんは俺の事が・・・ 『 貴志くん・・・、私は貴男の事が大好きです、初めて会った時からずっと好きでした、貴志くんがあの最低女に裏切られた時も本当は悪いんだけど私は嬉しかったの、ごめんなさいね、だってこれで貴志くんはフリーになったんですから、でも私はあんな女よりも貴志くんを想ってるのよ、誰よりも・・・。』 ・・・こんなカオスな展開があっていいのかよ、白ビキニ姿で衝撃の告白をする奈津美さんに俺は目が離せなかった・・・。
作者はこーゆー話は苦手なので・・・、他の作者さんみたいに上手くは書けませんが努力します。