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大切な人達  作者: 曹叡
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第四十八話

あやしいマッサージ編です。

 風呂場で里奈と夕奈ちゃんの二人に水着姿で抱きつかれ危うく人の道を踏み外しそうになった俺は今、自分の部屋のベッドで横になってる、寝ようにしてもまだ8時を過ぎたばかりだ、さっきの興奮も重なり全く寝つけない、そんな時に俺の部屋のドアをノックする音がした、無視するのもなんだか気が引けたのでドアを開けるとパジャマ姿の里奈と夕奈ちゃんがいた               『 も〜、お兄ちゃん!! さっきはなんでお風呂から出たのよ〜。』                  『 ・・・お兄さん・・・、やっぱり・・・、私の洗い方が・・・、ダメでしたか・・・。』                  里奈は確信犯だろうが夕奈ちゃんは本気で俺がそんな理由で風呂から出たと思っていそうだな、しゃあないな、本当の事を言うか              『 あのね、夕奈ちゃん、里奈も聞いて、俺も人並みに性欲のある男子なんだよ、普通男子が風呂場でかわいい女の子からあんな感じで抱きつかれたら・・・、その・・・、まあ・・・、アレだよ。』                  しかしまた、この言葉を発した後にマズいと思ったが後の祭りだった                 『 ウフフッ、お兄ちゃんって里奈の事、女として見てるんだねぇ♪ なんだか嬉しいな 』                  『 ・・・お兄さん・・・、私の体で・・・、興奮したんですね・・・、嬉しいです・・・。』                 二人共微笑みを浮かべ俺に近づいてくる、夕奈ちゃんはしょうがないけど里奈、実の兄にそんな女の目をして近づかないでくれ               『 ちょっ、待て、二人は何しに来たんだ、俺に何か用でもあるのか。』               なんとか二人を制し話しかける、年頃の娘が簡単に男の部屋に入るなよ・・・              『 あっ、そうそう、お兄ちゃんって凄くマッサージが上手だよね、夕奈ちゃんに話したら夕奈ちゃんもしてもらいたいってさ、ねぇ、いいでしょ♪ 』                うーーーむ、でも夕奈ちゃんなら里奈みたいな妙な声は出さないだろ、夕奈ちゃんの方を見ると                 『 ・・・お兄さんのマッサージ・・・、気持ちいいって・・・、聞きました・・・、私にも・・・、してください・・・。』               断る理由もないのでマッサージをしてやる事にした、夕奈ちゃんにどこをしてほしいか聞くと                  『 ・・・背中と・・・、フトモモを・・・、お願いします・・・。』                大丈夫だよな、夕奈ちゃんだし、里奈じゃないから、彼女を俺のベットに横たわらせまずは背中を揉む               『 ・・・あっ・・・、いいっ・・・、お兄さん・・・、上手ですぅ・・・、はぁん・・・。』                 夕奈ちゃんからも悩ましい声が漏れる、俺も何かおかしな気分になってくると              『 あっ、里奈、お前何を、ちょっ。』                  いつの間にか俺の後ろに回った里奈が俺の肩を揉んでいた、何のつもりだろ              『 里奈もお兄ちゃんにマッサージしてあげるぅ、いつものお礼だよ、いっぱい気持ちよくなってね♪』              まあ、感謝の気持ちならいいだろ、俺さえ理性を保てばいいだけだ、夕奈ちゃんへのマッサージを続けよう、俺の手は彼女の柔らかいフトモモを揉んでいく              『 ・・・いいですぅ・・・、お兄さぁん・・・、ふぅん・・・、ひっ・・・、ひぁ〜ん・・・。』               里奈ほどじゃないが揉む度に夕奈ちゃんのお尻もイヤらしく動く、つい見てしまうと薄いパジャマのせいで下着のラインが透けてるんだが・・・、彼女のお尻に目を奪われてたらいきなり俺の脇から手をのばした里奈の手が俺の胸を揉んでいる、何でこんなトコを              『 むぅ〜、お兄ちゃん!! 夕奈ちゃんのお尻ばっか見てる〜、お兄ちゃんのエッチー、次は絶対に里奈のお尻をマッサージしてもらうんだからね。』                 絶対しねーよ、つーかまた小さい胸をわざわざ俺の背中に押し付けてくるな              『 ・・・お兄さんっ・・・、あぁん・・・、私のお尻・・・、揉みたいんですか・・・、いっ・・・、いいですよっ・・・、お兄さんだったらぁ・・・、いいですぅ〜。』                  まだ俺のマッサージを受けてる夕奈ちゃんはお尻をくねらせながらムチャな事をおっしゃる、全く・・・              『 いや、揉まないから、夕奈ちゃん、もう少し自分を大事にしなきゃ駄目だぞ、俺が襲いかかってきたらどーすんだよ。』                『 ・・・いいですよ・・・、お兄さんだったらぁ・・・、あん・・・、いや・・・、お兄さんにしか・・・、はひぃ・・・、許しませんから・・・、はぁ・・・、絶対にぃ・・・。』              衝撃的すぎる夕奈ちゃんの発言に続いてまだ俺の胸を揉み続ける里奈が                『 里奈だってお兄ちゃんにしかこんな事しないもん、マッサージもお兄ちゃんにしかさせないんだからっ、だって里奈や夕奈ちゃんは奈津美先輩や彩花先輩に比べて子供っぽいからこうでもしなきゃお兄ちゃんに振り向いてもらえないかと思ったんだよぉ。』                 なるほどね、俺の気を引く為にこんな色仕掛けをしてくるんだな、里奈はともかく夕奈ちゃんは別に子供っぽくはないと思うけど              『 ・・・お兄さんっ・・・、私っ・・・、負けません・・・、あぅ・・・、奈津美先輩にも・・・、彩花先輩にも・・・、里奈にだってぇ・・・、ああっ・・・、負けませんからあ・・・、ああぁーー。』               二人の思いが本気なのは分かったつもりだ、奈津美さんや彩花もそうなのだろうか、夕奈ちゃんのフトモモを揉み、里奈に胸を揉まれ背中には里奈の胸を押し付けられながら俺はそんな事を考えていた。                 やがてマッサージも終わり明日の準備をしていく、それも終わりやっとこの夜も終わろうとするが本当にやばかった、もう少しでケダモノになるトコだったよ、里奈と夕奈ちゃんも寝る前に俺に( 大好き )と言ってくるしな、そりゃ俺も男だ、かわいい女の子に好かれるのは嬉しいが一人は実の妹だ、これから俺や俺の周りの女性達はどうなるのか、つーか明日からの別荘で何が起こるのか、期待と不安の気持ち半々で俺は眠りについた。

やっと次回から別荘編に入ります。

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