第四十七話
今回は危ないお風呂編です。
俺はどうしたらいいのだろうか、風呂に入ってたらいきなり妹とその友達が入ってくるとか、俺はてっきり ( これは諸葛孔明の策だな!) と思ってしまったが・・・。 いやっ、固まってないで何故こんな事をするのか二人に聞いてみよう 『 なっ、なあ・・・、どしたんだ二人共、いきなりこんな・・・。』 なるべく二人を見ない様にしてるのだがやはり、チラチラッと見てしまうのは健全な男子高校生としては仕方がないだろう、そんな俺を見て二人は 『 そんなのお兄ちゃんとお風呂に入りたいからに決まってるじゃな〜い だってお兄ちゃん、里奈が小学三年生くらいになってからは一緒にお風呂に入ってくれなくなったし・・・、だから今日は三人で仲良く入ろうね 』 当たり前だろう、どこの世界に小学五年生になっても妹と一緒に風呂に入る兄がいるんだ、そして里奈と違い若干の恥じらいがあるストレートヘアになった夕奈ちゃんは 『 ・・・ネットで見たら・・・、こうすれば・・・、男の人は・・・、喜ぶって・・・、』 顔を赤く染め俯く夕奈ちゃん、一体どんなサイトを見たんだ? とにかく風呂場から出ようと思ってたら里奈が俺に近づき 『 お兄ちゃんってまだ体洗ってないでしょ、里奈と夕奈ちゃんで洗ったげるね 久しぶりだなぁ♪ お兄ちゃんの体洗うのって、何年ぶりだろ・・・。』 ・・・いやっ、ちょっと待て、そんな事された日には俺のムスコが目覚めてしまう、なんとか二人を思いとどまらせようと 『 あのなっ、二人共、こういう事は簡単にしちゃいけないんだ、こういうのは本当に好きな人にしてあげなきゃ・・・。』 言った瞬間にしまったっと思ったがもう遅かった 『 うんっ、だから里奈はだぁ〜い好きなお兄ちゃんにしてあげるんだよ、ホントは水着も着るつもりはなかったんだけど夕奈ちゃんが嫌がるから・・・。』 『 ・・・私だって・・・、大好きなお兄さんの・・・、体を洗ってあげたい・・・、他の男の人になんて・・・、絶対にしてあげません・・・。』 ダメだこりゃ、何を言ってもこの二人を止めるのは無理だろうな、諦めた俺は二人に告げる 『 分かった、じゃあ二人にお願いするよ、でも一つだけ条件がある、今日一回だけだという事、これが約束できないなら俺は風呂から出るぞ。』 今日だけならいいだろう、これが精一杯の妥協だった、渋々認めた二人は俺の前と後ろに回ってきた、前には夕奈ちゃん、後ろには里奈だった、夕奈ちゃんがタオルにボディーソープをつけて俺の体を洗ってくれる、後ろでは里奈が俺の背中を洗っている、するとあっさり俺のムスコは元気になってしまった、気づかない夕奈ちゃんは健気に 『 ・・・どうですか・・・、お兄さん・・・、私・・・、ちゃんと洗えてますか・・・。』 反則レベルな目をして俺に聞いてくる夕奈ちゃん、そんな目をされてはこう言うしかなかった 『 うん、夕奈ちゃん・・・、上手だよ。』 『 ・・・嬉しい・・・、お兄さん・・・。』 ピンクのビキニ姿が眩しい夕奈ちゃん、いつものポニーテールと違いストレートなのもまた違った彼女の魅力を引き出していた、つい夕奈ちゃんに見とれていると後ろの里奈が 『 あ〜、お兄ちゃん、夕奈ちゃんの胸ばっかり見てる〜、やっぱりお兄ちゃんもオッパイの大きい人の方がいいの〜。』 別に胸を見てた訳じゃないが確かに夕奈ちゃんの胸は里奈よりは大きい、里奈がBカップなら夕奈ちゃんはCカップはあるだろう、でも俺は本音を言った 『 俺は胸の大きい小さいで女の子を選んだりしないぞ、女の魅力はそれだけじゃないからな。』 『 も〜う、お兄ちゃんてっばぁ、だぁ〜い好きだよぉ〜 』 背中いっぱいに里奈が抱きついてきた、背中に里奈の胸のムニュとした感触がするし俺の素肌と里奈の素肌の接触してる部分があまりに気持ちよくてついポーっとしてたら 『 ・・・私だって・・・、お兄さんの事・・・、大好きです・・・。』 なんと夕奈ちゃんまで俺の体を洗うのをやめて抱きついてきた、しかも物凄く顔を近づけてくる、ビキニの美少女二人に前と後ろから抱きつかれて理性を保てなくなる寸前まできた俺は半ば強引に風呂場から出た、二人は何か言ってたがそんなのは全て無視して素早く服を着て部屋へと戻る 『 ハアっ、ハアっ。』 あと少しで俺は里奈と夕奈ちゃんに、妹とその友達に襲いかかるトコだった、すなわち人間失格の烙印を押されるトコだったぜ、よしっ、寝よう、寝るしかない、そう決心した俺は布団に入った、だがこの危ない夜はまだ終わりじゃなかった・・・。
やはり小説は難しいですね、次回はマッサージ編です。