第百九十四話
明日が仕事納めです、後一回くらい更新出来るかな・・・。
ここはなんだ? ひょっとしてこの世のパラダイスという奴か! 今日は12月24日、クリスマスイブ、時刻は午後7時、俺と同じテーブルにはサンタクロースの衣装なんだが何故かスカートが膝上18センチな短さというエロチックな格好をした4人の美少女がいる、4人が協力して作った夕食は和食、洋食、中華に食後のデザートが揃った豪勢極まりない品揃えだ
『 貴志君、このチーズハンバーグいかがですか? 初めて作ってみたのですけどお口に合いましたでしょうか・・・。』
洋食担当の奈津美さん、黒髪ロングのミニスカサンタ、特製ソースとチーズが絡み合ったハンバーグも美味しそうだが一番美味しそうなのは奈津美さんのその美脚かもしれない・・・
『 私も麻婆春雨なんて作ったの初めてよ、割と簡単なのね、ねえ貴志、上手く出来てたかな? 』
麻婆春雨や八宝菜という中華食を担当した彩花、濃すぎず薄すぎず絶妙な味付けもさる事ながら自己主張の激しいFカップバストはあまりに魅惑的で俺の目を釘付けにする ( 別に俺はおっぱい星人ではない )
『 お兄さん・・・天ぷらの味・・・どうでしたか・・・茶碗蒸しも・・・食べて下さいね・・・。』
椎茸やピーマン、エビなどを揚げた天ぷらに茶碗蒸し、大根の煮物といった和食を担当したのは夕奈ちゃん、高校一年でこれだけの料理ができるのは大したものだ、近頃その体型も幼さの残る少女から大人の女性へといい具合に成長しつつある夕奈ちゃん、元々容姿も性格も文句なしの夕奈ちゃん、そこに色気まで加わっては正に鬼に金棒だな
『 お兄ちゃ〜ん、今日のデザートは杏仁豆腐と里奈達だよ、後でいっぱい食べていいからね♪ 』
食後のデザートを作った里奈、いつも俺の夕食を作ってるから今日はデザートに回ったとか、そしてこのミニスカサンタの衣装を提案したのも用意したのも里奈だった、こんな事を思いつくのもアレだがどんなルートで用意したのだろうか・・・まあ里奈も俺の大切な妹、里奈の幸せの為だったら出来る範囲の事なら何でもするつもりだ、もちろん出来ない事はしないけど
『 うわ〜、ハンバーグも春雨も茶碗蒸しも美味しそうだねー、夕奈ちゃんも奈津美さんも彩花さんもやっぱり料理上手いですよね、里奈も頑張ってもっと上手くならなくちゃ。』
クリスマスイブに4人のミニスカサンタ美少女が作った食事を食べる男は俺だけかも、もし友成が知ったらなんて言うかな?
『 貴様は長く生きすぎた、早く死に場所を選べ、貴様は死ぬべき男だ。』
なんて言うかもな、でも友成だって今頃いずみちゃんに美鈴さんという美人母娘の作った料理を楽しんでいるだろう、真沙美ちゃんもいるみたいだし結局友成もハーレム野郎なんだよな。
『 はいお兄ちゃん、お口あーんして、里奈が食べさせたげるよ。』
『 やめんかい、どうしてお前はそんななんだよ、奈津美さんや夕奈ちゃん、彩花は人前でそんな恥ずかしい事はしない・・・。』
俺の隣に座ってた里奈がわざわざチーズハンバーグを食べさせようとしてきたのでやめさせようとしたら
『 お兄さん・・・里奈の次は・・・私ですから・・・約束ですよ・・・。』
『 じゃあその次は私ね、なんだったら口移しで食べさせてあげよっか♪ 』
『 私は最後でよろしいですわ、そのかわりたっぷりねっとりと濃厚な時間を共に過ごしましょう。』
する気まんまんじゃないか3人共・・・まあウチだから俺達以外は誰もいないしな、今日くらいいいだろう、悪い気もしないし俺も楽しませてもらおう。
妖しくもあり楽しくもあった夕食も終わりリビングでくつろいでると里奈が
『 ねえお兄ちゃん、里奈からのプレゼント、受け取ってくれる? 』
何やら持ってきた、見てみたら絵だ、二頭身で漫画チックな俺と里奈、周りには奈津美さんや彩花と夕奈ちゃんもいる、もちろん友成やいずみちゃん、蒼太に紗恵ちゃんも描かれている
『 これ里奈が描いたのか? ははっ、トモとか蒼太なんてよく似てるよ。』
『 うん、お兄ちゃんが一番大好きだけど里奈、みんなの事も大好きだよ、5年後も10年後も、ううん、パパやママになってもこの絵みたいに集まって遊べるような関係だったらいいなって思ってるんだ♪ 』
そうか・・・里奈は本当に皆が好きなんだな、俺だけでなく里奈にとっても皆は大切な人達だし、そんな里奈のささやかな願い、叶うといいな・・・。
次回こそ夕奈中心の話の予定です、後はいずみの母、美鈴さんのお話に続きます。