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大切な人達  作者: 曹叡
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第百二十三話

ほとんど話が進んでません、展開遅くでスミマセン。

 コイツはもうどうしようもないな・・・工藤は今から行おうとしてる犯罪行為を嬉々と語る、そんな工藤に綾子さんや理子も怯えてる、彼女達をこんな奴らの好きにされてたまるか!


『 お前いい加減にしとけよ・・・今ならまだ犯罪者にはならないんだ! そんなに少年院に行きたいのか!? どこまで堕ちれば気が済むんだよ!! 』


友成が工藤に大声で言う、確かにそうだ、好き好んで犯罪者になりたい人間などいるわけがない


『 誰が犯罪者だって? 分かってないな、綾子と理子が合意なら犯罪じゃないだろう、これはショーなんだから、何なら君達も参加するかい? どうせ童貞だろ、いい機会だぞ。』


『 あなた達みたいな人間と一緒にしてもらいたくないですね!! そんな事言って綾子さんや前田先輩に対して恥ずかしくないんですか? 今の自分がどれだけカッコ悪いか自分で分からないんですか? 可哀相な人ですね。』


蒼太が相変わらず綾子さんの前に彼女を守るように立って工藤に辛辣な言葉を浴びせる、そんな蒼太を見た不良連中の内の2人が


『 なんだよ、誰かと思ったら昨日俺達の邪魔した色男じゃねーか、鉄パイプで思いっきし殴ってやったのにタフだな、そんで懲りずに今日も邪魔しにきたって訳かよ、いーのか、わざわざ強そうな後輩まで連れてきちまって、今度はあのくらいじゃ済まないぜ。』


からかう様な口調で蒼太や俺達を脅しをかける、というかこいつら、俺と友成を蒼太の後輩と勘違いしてるのか? 確かに蒼太は高校一年生にしては落ち着いてて大人びてる ( 老けてるとも言う ) けどな


『 フッ、昨日は紗恵がいたから下手に手を出さなかっただけだ、今日は手加減なしのフルパワーでいかせてもらう、それにこの2人は後輩じゃない、尊敬に値する自慢の先輩だ! 』


そうか、こいつらが昨日綾子さんを連れ去ろうとして蒼太に怪我を負わせた奴らだな、なら容赦しない、俺達の弟分に手を出した事を後悔させてやる!!


『 自慢の先輩ねえ・・・、麗しい友情ごっこはヨソでやってくれ、虫酸が走るから、さあ理子、準備はいいか、なあに、いつも俺とヤってる事を今日はこいつらとヤってくれればいいんだ、こいつら今日を楽しみにしてたんだからな、フフフ、派手に頼むよ。』


『 恭介・・・、何言ってんのよ・・・、嫌だよ、こんなの嫌あっ!! 助けて! 助けてよ青ちゃん!! 』


理子は泣いてた、好きだった彼氏からのあんまりな仕打ちに耐えられず泣きながら助けを求めてる、そして不良連中が理子に近づく


『 おいっ! 待てよお前ら!! 自分達のしようとしてる事が分かってんのか!! 女性を集団で襲うとか一番最低な犯罪だぞ、もし工藤にそそのかされてるだけなら目を覚ませ! お前らにも心配してくれる人や大切に想う人がいるならその人達を悲しませるような事をするなっ!! 』


俺が不良連中をなんとか思いとどまらせようとすると友成も後押ししてくれた


『 それに集団強姦罪がどれだけ重たい罪か分かってるのか? お前らが未成年だろうが4年以上20年以下の懲役だぞ、いいのか? こんな事で青春と人生を棒に振るなよ!! 』


不良連中は何人か迷いだした、なかなかの効果だ、それにしても友成がこんな事を知ってるとは、さすが刑事を目指すだけあるな


『 全く・・・何回同じ事をしてるんだ、今までも警察にバレた事はないだろう、理子や綾子が同意なら問題ないんだ、いいから早く始めろよ! 』


そう言って工藤は近くのロッカーから何か小さなビデオカメラみたいな物を持ち出した、何回同じ事って何だよ、まさかコイツ・・・


『 恭介先輩、まさか今までもこんな事を・・・。』


綾子さんは体を震るわせてた、幼馴染みの優しかったお兄さんが極悪な犯罪者になってしまいどんなにショックを受けたか俺達には想像出来なかった


『 なかなかいい商売なんだよ、女の子のリアルに泣き叫ぶ姿はその手のマニアには好評でね、DVDにダビングして売れば一本二万くらいになるかな・・・。』


『 ふ・・・ふざけんなよこの野郎っ!! 』


友成が工藤に飛びかかると工藤は不良連中に目配せする、すると理子の近くにいた不良が理子の首筋にカッターナイフを突きつけた


『 理子っ!! 』


『 何回同じ事を言わせるんだい、主導権は僕にあるんだ、下手な事はしない方がいいぞ、そういえば青山君に一つ聞きたい事があったんだけど何で理子を助けようとするんだい? 理子は君を裏切って僕の女になるような人間だ、見捨てこそすれ助ける義理なんて無いはずだろ。』


工藤の言葉に理子は悔しそうにうつむいてる、俺を裏切った事を後悔してるのだろうか? もういいのに


『 助けたいから助けようとしてるんだ、過去とか関係なしにな、まあお前みたいな奴には一生分からないだろうけどな!! 待ってろよ理子! 絶対に助けてやるからな!! 』


威勢良く言ったものの理子は相変わらず数人の不良に囲まれてる、このままじゃ理子は奴らに・・・、そんな時、友成が目立たない様に一歩ずつ、不良連中や理子の下に近づいていた。

明日の更新は厳しいです、出来れば火曜日の午前零時にはしたいと思ってます。

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