表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大切な人達  作者: 曹叡
1/210

第一話

はじめまして、初めての小説で駄文ですがよろしかったら見てやってください。

とある日の昼休み、髪を金色に染めた平凡(?)な高校2年生である俺、青山貴志( あおやまたかし )は恋人である前田理子( まえだりこ )から校庭の隅っこに呼ばれショッキングな事を言われてしまう


『 青ちゃん、私ね・・・実は6組の工藤恭介( くどうきょうすけ )君と付き合う事になったの、だから青ちゃんとはもう付き合えない・・・これからは友達として仲良くしようね。』


いきなり彼女は何を言ってるんだろう? どうやら俺は彼女にフラれたみたいだ、当然納得できなかった俺は理子に激しく詰め寄る


『 なんだよそれ!! いきなりワケ分かんねーし!? なあ理子、そいつと一体何があったんだよ!! 』


俺の問答に理子は俯いて


『 恭介、私の事が誰よりも好きなんだって・・・凄く真剣に・・・それに・・・初めても優しくしてくれたし・・・。』


あんまりな理子の言葉に呆れ果ててしまいもう何も言う気がしなくなった、要するに俺は恋人を寝取られたんだな、打ちひしがれた俺はその場を離れようとすると理子は一言


『 青ちゃん、これからは・・・いい友達になろうね、このまま青ちゃんと完全に別れるのは嫌だから。』


と馬鹿にしてるとしか思えないセリフをはいてきた、ぶん殴ってやりたい衝動を必死に抑え何も言わすに俺はこの場を去った。


つき合ってた恋人を他人に寝取られるという惨めな負け組気分に浸りながら家に帰ると妹の里奈( りな )が俺の現状も知らずに明るい声で迎えてきた


『 お兄ちゃんおかえりなさーい、今日も寒いねー、お風呂沸いてるから先に入ってきなよ、あんまし寒いから今日の晩ご飯は水炊きにしちゃったからね♪ 』


妹の元気な声を聞くと何だか泣いてしまいそうになる、こう言っちゃなんだが妹の里奈は少し過剰に俺を慕ってる、所謂ブラコンってやつだ、実は俺と里奈は2人暮らしなのだ、父親は2年前に事故でこの世を去り母親はというと事もあろうに他に男を作り俺と里奈を捨てて駆け落ちしたのだ、その時に置き手紙をウチに残していったのだがそこには短い文章で


( 貴志、里奈、こんなお母さんを許して下さい、どこに行ってもお母さんは2人の幸せを願ってます。)


と書かれていた、何なんだこの女は!! 母親失格どころか人間失格だろ、母親がウチを出たばかりの里奈は寂しそうな表情でしきりに俺にこう言っていた


『 ねーお兄ちゃん、ママはいつ帰ってくるのかな? お兄ちゃんや里奈がおりこうさんにしてたらママ、帰ってくるかな? 』


まだ当時6才の里奈に教えるには残酷な事実だった、8才の俺も全て知ってたワケじゃなかったけど母親がもう帰ってこないというのは何となく理解できた。

だが俺達兄妹の悲劇はこれだけじゃ終わらなかった、母親に裏切られた父親が殺すほどではないけれど俺と里奈に家庭内暴力を振るうようになったのだ・・・。

完結まで頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ