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番外編 青い鳥 

作者: WAIai
掲載日:2026/10/20

コルリはすずのベランダにやって来た。

洗濯物が干してあり、じっと見つめる。

ーうーん、人間の着るものはよく分からないな。

吊るしてある洗濯物を摘むと、窓がガラリと開いた。

「ーすず、来たぞ」

コルリが嬉しそうに言うと、すずは怖い顔で言ってくる。

「来たわね、青い鳥人間」

「青い鳥人間…? よく分からないな、例えが」

「分からなくて結構。それよりも」

手にはフライパンを持っており、コルリは笑う。

「焼き鳥にしたいみたいだな」

「その通り!! 何でうちに来るのよ?」

「すずを気に入ったから」

「あ、そう。この…!!」

フライパンを持ち上げるが、洗濯物が邪魔をする。

コルリはくくと笑うと、

「すず、もっと派手なほうがいい」

そう言い、洗濯物の短いものを手にする。

「あ!! あたしのショーツ!!」

「ショーツ? 何だ、それ? あと…これは?」

「それはブラジャー!! 嫌もう!! 下着泥棒!!」

「泥棒? 私は盗んでないぞ。それよりも、これはどうやって着るんだ?」

「何で教えないといけないのよ!! もう!!」

すずの頬は赤く、コルリは不思議だった。

「ーはい。すず、あげる」

「元々、あたしのものなの!! 返して!!」

「分かった。代わりに」

近づいたすずを引き寄せると、キスをもらう。

すずは油断していたらしく、フライパンが落ちる。

コルリは笑うと、ブラジャーをすずの頭にかぶせる。

「このほうが可愛い」

「…あのね…!!」

すずが地を這うような声を出したが、コルリは気にせず、ショーツを摘んでくる。

「これはどこにつければいい?」

「もういい!! 帰れ、この変態!!」

「変態? それはすずのほうだろう? 私のキスを喜んでいる」

「…は? は? は?」

すずは驚いたように言うと、ブラジャーを回収する。

コルリはそれを見、

「もったいない。似合っているのに」

「あのね…!!」

「ふふ。また来る」

コルリはすずの頬にキスすると、人間の姿から鳥になる。

飛び立つと、すずが悔しそうに叫んでくる。

「もう来るなー!! 鳥人間!!」

すずの叫び声はまるで求愛する鳥の鳴き声のようで、コルリは可笑しそうに笑い、青空に向かって飛んでいくのだった。

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