原動機付自転車
近所に、レンタル自転車が置いてある。1か所に、3~10台くらいと、日によってまちまち。
歩いていける距離に数ヵ所有る。これ、誰が使うのだろう?
「今日は、赤いのと白いのがあった!」
「何の話?」
「そこのレンタル自転車、今までは赤い車体しかなかったのに、今日は、半分は白い車体だったよ。白いのは、橋の下で良く見かけたけど、違う会社のだと思ってた」
「なんで?」
「色だけじゃなくて、自転車のタイプが違うから」
「へえ、そうなんだ」
どうやら、自転車自体違うデザインらしい。
「レンタル自転車って、全部アシストサイクル的なタイプだよね。法律の原動機付自転車って言葉は、こっちの方が近い感じがするよね」
「原動機はついてないけどな」
「そういえば、法律が変わって50ccが無くなるらしいね」
「無くなるんじゃなくて、製造できなくなったんだよ。だから新車としては無くなるけど、今乗っている50ccが乗れなくなるわけではないよ」
「へえ、で、製造しなくてどうするの?」
「原動機付自転車の免許で、特殊な125ccが乗れるようになるよ」
この辺りで妻はネットを調べ始めた。
「けど、その125ccは制限速度も30km迄だし、2人乗りも禁止だし、2段階右折だし、当然値段は高くなるし、ガソリン代も遥かに高くなるし、ユーザーにメリットは無くない?」
「そんなこともないだろう?」
「じゃあ、なんで、そんな法律になったの?」
「廃ガス規制をクリアするためらしいよ」
「誰が納得できて、誰が歓迎するんだろう?」
「パワーがあるから使いやすくならないか?」
「パワーがあるってことは、ガソリン代も上がるってことだから、企業は嫌がるよね。同じ走行距離で、経費だけ増えるんだから」
「まあ、そうだな」
「50ccの中古車、売れそうだよね」
そう言いながら妻は、中古車市場を調べ始めた。
「50ccの中古車、爆売れ中だって」
「そうなんだ」
うちは家族の誰も、原動機付自転車には乗っていない。
なろうラジオ大賞7のお題である、
年賀状、オルゴール、合い言葉、自転車、雨宿り、ギフト、ホットケーキ、風鈴、サバイバル、木枯らし、舞踏会
の全部を書いてみました。




