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なろうラジオ大賞7(1000文字以下の短編)

原動機付自転車

作者: 葉山麻代
掲載日:2025/12/20

 近所に、レンタル自転車が置いてある。1か所に、3~10台くらいと、日によってまちまち。


 歩いていける距離に数ヵ所有る。これ、誰が使うのだろう?


「今日は、赤いのと白いのがあった!」

「何の話?」

「そこのレンタル自転車、今までは赤い車体しかなかったのに、今日は、半分は白い車体だったよ。白いのは、橋の下で良く見かけたけど、違う会社のだと思ってた」

「なんで?」

「色だけじゃなくて、自転車のタイプが違うから」

「へえ、そうなんだ」


 どうやら、自転車自体違うデザインらしい。


「レンタル自転車って、全部アシストサイクル的なタイプだよね。法律の原動機付自転車って言葉は、こっちの方が近い感じがするよね」

「原動機はついてないけどな」


「そういえば、法律が変わって50ccが無くなるらしいね」

「無くなるんじゃなくて、製造できなくなったんだよ。だから新車としては無くなるけど、今乗っている50ccが乗れなくなるわけではないよ」

「へえ、で、製造しなくてどうするの?」

「原動機付自転車の免許で、特殊な125ccが乗れるようになるよ」


 この辺りで妻はネットを調べ始めた。


「けど、その125ccは制限速度も30km迄だし、2人乗りも禁止だし、2段階右折だし、当然値段は高くなるし、ガソリン代も遥かに高くなるし、ユーザーにメリットは無くない?」

「そんなこともないだろう?」

「じゃあ、なんで、そんな法律になったの?」

「廃ガス規制をクリアするためらしいよ」


「誰が納得できて、誰が歓迎するんだろう?」

「パワーがあるから使いやすくならないか?」

「パワーがあるってことは、ガソリン代も上がるってことだから、企業は嫌がるよね。同じ走行距離で、経費だけ増えるんだから」

「まあ、そうだな」

「50ccの中古車、売れそうだよね」


 そう言いながら妻は、中古車市場を調べ始めた。


「50ccの中古車、爆売れ中だって」

「そうなんだ」


 うちは家族の誰も、原動機付自転車には乗っていない。

なろうラジオ大賞7のお題である、

年賀状、オルゴール、合い言葉、自転車、雨宿り、ギフト、ホットケーキ、風鈴、サバイバル、木枯らし、舞踏会

の全部を書いてみました。

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