UFO
【76階層】UFO
──このダンジョン、つくづくジャンルが不明だ。
上空を見上げると、そこには銀色の円盤が浮いていた。
UFO。
「いや、ほんとになんなんだよ……」
思考の隙を突くように、突如として攻撃が始まる。
ギュイイイイイイン──!!
上空から無数のネオンのようなレーザーが降り注いできた。
バシュッ! バシュバシュバシュ!!
──というか、ネオンじゃない。
まるで光の洪水。
四方八方から、極太のレーザーが矢継ぎ早に撃ち込まれてくる。しかも、一発一発が地面を抉るほどの威力。
「うおっ……派手すぎるだろ!」
瞬間、体をひねり、跳ぶ。
──そして、俺は踊る。
激しく、しなやかに──軽やかに回避。
ネオンの光のシャワーの中を、俺は舞い続ける。
高速で動きながら、ステップを刻み、ひたすら避け続ける。
「チッ……こっちから攻撃手段がないのが厄介だな」
跳びながら観察するが、このUFOに対して効果的な攻撃が思いつかない。
基本的にヴァイオリンが届かなければ打つ手はない。
ならば──時間をかけるしかない。
「持久戦だ」
無数の光の雨が降り注ぐ。
俺はその中を、ただひたすら踊り続ける。
──どれほど時間が経っただろうか。
ふと、異変が起きた。
UFOが、ふらふらと揺れ始める。
「……お?」
ネオンの光が途切れ、レーザーの発射間隔が伸びる。
機体が揺れ、バランスを崩し──
墜落。
「……まさか、エネルギー切れか?」
俺はゆっくりと近づく。
UFOのハッチが、**ギギギ……**と音を立てて開きかける。
──だが、俺の体は無意識に動いた。
「ん?」
気がつけば、俺はUFOを丸呑みしていた。
「……え?」
今のは、なんとなく反射的にやってしまった。
しまった。
特に何も起こらない。
「……いや、UFOの中身、見たかったんだけどな……」
後悔が少しだけよぎるが、まぁいいか。
気を取り直し、次の階層へ──。
・リソース更新
スキル: 蜘蛛の感覚 / 激しく踊りながら素早く移動して回避 / タコ殴り / 丸呑み / 地面に溶け込んで移動 / 道草 / くしゃみ / 買い物上手 / 終焉 / 満たされない心
アイテム: 誰かの目玉 / まさひこのネームプレート / 針×2 / 鍵束 / 茶色い液(残り半分) / 巻き戻しの巻物 / 小さな杖 / 銀の音楽アルバム / 冒険者アレクセイの記憶 / 金貨の袋 / 炎竜の鱗
装備: バッグ / 耐熱の手袋 / ヴァイオリン / おしゃれな髪飾り / 魔法反射の外套 / 大魔導士の腕輪 / 強者のグラサン / 強欲な盗賊の指輪 / 満たされた盗賊王のブーツ / ヴェルガル族のペンダント




