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暴力の集い

【68階層】暴力の集い


「ギャアアアアア!」


耳をつんざくような咆哮が響く。


目の前ではモンスターたちが激しく殴り合っていた。


牙をむき出しにし、爪を振るい、武器を叩きつける。


地面には血と肉片が飛び散り、空気が殺気で満ちている。


「……何なんだ、ここは」


気づけば俺の拳が震えていた。


違う。


震えているんじゃない。


力が湧いてくる。


「……やりたい。ぶっ飛ばしたい」


この暴力の渦に、俺も混ざりたい。


湧き上がる衝動を抑えきれず、俺はモンスターたちの輪の中へと飛び込んだ。


バギィッ!!


最初の一撃は拳。


馬の頭を持つ騎士が吹っ飛ぶ。


すぐに横から爪が襲いかかるが、俺は無意識に回避し、カウンターでヴァイオリンを振るう。


ゴシャアッ!!


巨大なスライムが潰れ、床に広がる。


「ハッ……ハハハッ!!」


笑いがこみ上げる。


いいぞ、楽しい。


考えるな。ただ殴れ。ただ壊せ。


殴る。蹴る。叩きつける。


誰もが絶叫しながら、魂の限りにぶつかり合う。


ここには種族も関係ない。


人間もモンスターも、関係ない。


ただ、最後まで立っている者だけが勝者だ。


バキィッ!


最後に残ったのは、一匹のペンギンの魔法使いだった。


ローブはボロボロ、片目は腫れ上がり、杖も折れている。


それでも、俺を睨みつけるように立っていた。


「……良い根性してるな」


俺はヴァイオリンを構え――


ゴンッ!!


思い切り振り下ろす。


ペンギンの魔法使いは、一瞬ふらつき――


「……ゲコォ……」


間抜けな声を残して、倒れた。


俺の勝ちだ。


周囲を見渡す。


誰も動かない。


ただ静寂だけが残る。


……何だろう、この爽快感は。


血と汗にまみれたこの空間を、俺はどこか清々しい気持ちで眺めていた。


「……さて、行くか」


俺はヴァイオリンを肩にかけ、次の階へと向かった。


・リソース更新

スキル: 蜘蛛の感覚 / 激しく踊りながら素早く移動して回避 / タコ殴り / 丸呑み / 地面に溶け込んで移動 / 王の風格 / 道草 / くしゃみ / 買い物上手 / 終焉

アイテム: 誰かの目玉 / まさひこのネームプレート / ウナギ / 針×2 / 鍵束 / 茶色い液(残り半分) / 巻き戻しの巻物 / 小さな杖 / 魔法のタロット / 銀の音楽アルバム / 冒険者アレクセイの記憶 / 金貨の袋

装備: バッグ / 耐熱の手袋 / ヴァイオリン / おしゃれな髪飾り / 魔法反射の外套 / 大魔導士の腕輪 / 強者のグラサン / 強欲な盗賊の指輪


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