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キュアクレイジー

【66階層】キュアクレイジー


ヴァイオリンの塗装が、流石に剥げてきている。


ここまでの戦闘で雑に扱いすぎたせいだろう。


「お前にも手入れが必要か……」


俺はバッグから茶色い液を取り出し、ヴァイオリンに塗った。


たちまち木目が艶やかになり、塗装が蘇る。


「やっぱり手入れって大事だよな」


そう呟いた瞬間、目の前に敵が現れた。


──キュアクレイジー。


全身が包帯と薬瓶に覆われた、どこかファンシーな人型のモンスターだ。


その手には巨大な注射器。


「……嫌な予感しかしない」


俺は試しにヴァイオリンで殴ってみた。


バキッ!


「ギィィアアアアア!」


敵は大きく仰け反る──が、次の瞬間、狂ったように自分で自分を回復し始めた。


「……面倒だな」


試しにもう一発殴る。


「ギィイイアアア!!」


──また回復。


「……は?」


殴るたびに、凄まじい悲鳴を上げながら自動回復する。


「つまり、殴るだけじゃ倒せないってことか」


厄介な能力だ。


回復する前に一撃で仕留めるか、回復不能な状態にするか。


いや──もっと手っ取り早い方法がある。


俺は**"丸呑み"**を発動。


「ギィィイアアアアァァァァ!!!」


キュアクレイジーは、断末魔と共に俺の胃袋へと消えていった。


──静寂。


「……これでいいか」


回復能力があっても、胃の中じゃどうしようもない。


俺は腹をさすりながら、階段へ向かった。


・リソース更新

スキル: 蜘蛛の感覚 / 激しく踊りながら素早く移動して回避 / タコ殴り / 丸呑み / 地面に溶け込んで移動 / 王の風格 / 道草 / くしゃみ / 買い物上手 / 終焉

アイテム: 誰かの目玉 / まさひこのネームプレート / ウナギ / 針×2 / 鍵束 / 回復ポッドの液 / 茶色い液(残り半分) / 巻き戻しの巻物 / 小さな杖 / 魔法のタロット / 銀の音楽アルバム / 冒険者アレクセイの記憶 / 金貨の袋

装備: バッグ / 耐熱の手袋 / ヴァイオリン / おしゃれな髪飾り / 魔法反射の外套 / 大魔導士の腕輪 / 強者のグラサン / 強欲な盗賊の指輪


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