表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/100

凄腕のボディーガード

【59階層】凄腕のボディーガード


階段を降りた瞬間、空気が変わった。


「……殺気が濃いな」


広間の中央に、一人の男が立っていた。黒いスーツに身を包み、鋭い目つきでこちらを見据えている。


「ここは通さない」


凄腕のボディーガード。ダンジョンのボス階層の前に、こんなやつを配置するとは、いやらしい。


次の瞬間、地面が揺れた。


俺は即座に影走りで後退。だが、それすら見切ったかのように、奴は追ってくる。


「速い……!」


ヴァイオリンを構え、迎撃。だが、拳が先に飛んできた。


──ゴッ!


ヴァイオリンと拳がぶつかり、衝撃で俺の腕が痺れる。


それでも怯む暇はない。蜘蛛の感覚で次の攻撃を察知し、ぎりぎりで躱す。


「こいつ、ボス並みじゃないか……!」


奴は表情一つ変えず、淡々と攻撃を繰り出してくる。防御も隙がない。


こうなれば、持てるすべてのスキルを駆使するしかない。


影走りで撹乱し、タコ殴りで隙を作る。丸呑みを試みるも、すぐに跳ね返される。道草で変則的な動きを取り、王の風格でプレッシャーをかける。


それでも、決定打がない。


長時間の死闘。互いに息が上がる。


「そろそろ終わらせないとまずい……」


俺はバッグから魔法のタロットを取り出した。手に取ったカードは──《隠者》。


「……これならどうだ!」


カードの力が俺のスキルを強化する。


俺は地面に溶け込んだ。


しかし、今回はただの移動ではない。


ボディーガードの足元に潜り込み、そのまま奴の身体を地面の中へ引きずり込んだ。


「……!」


奴の表情がわずかに歪む。


そのまま、俺だけが地上に戻る。


「おやすみ」


しばらく地面が波打っていたが、やがて静まった。


俺は深く息を吐く。


「……疲れた」


敗れたボディーガードが身に着けていたグラサンを拾い、眺める。


「強者のグラサン……か」


俺はそれをバッグに突っ込み、次の階層へ向かった。


・リソース更新

スキル: 蜘蛛の感覚 / 影走り / タコ殴り / 丸呑み / 地面に溶け込んで移動 / 王の風格 / 道草 / くしゃみ / 買い物上手 / 終焉

アイテム: 誰かの目玉 / まさひこのネームプレート / ウナギ / 針×2 / 鍵束 / 回復ポッドの液 / 茶色い液 / 怪しい食料 / 巻き戻しの巻物 / 青い風景画 / 小さな杖 / 魔法のタロット ×2 / 銀の音楽アルバム / 死への特急券 / 冒険者アレクセイの記憶

装備: バッグ / 耐熱の手袋 / ヴァイオリン / おしゃれな髪飾り / 魔法反射の外套 / 大魔導士の腕輪 / 強者のグラサン



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ