魔法使いの夜
【54階層】魔法使いの夜
──ざわめき。
階層を進むと、薄暗い広間に出た。そこには無数のローブ姿の者たちがいた。
「……魔法使いの夜?」
どうやら何かの集会らしい。
普通なら場違いな侵入者として追い出されそうだが、俺の着ている魔法使いの外套が光を放ち、周囲の魔法使いたちの視線を集めた。
「君も参加者かね?」
落ち着いた雰囲気の魔法使いが声をかけてきた。
「まあ、そんなところだ」
「それならば、ちょうど良い」
彼が手を叩くと、広間の中央に巨大な影が現れた。
大蛇のモンスター。
「我々の夜には、余興が必要だろう?」
なるほど、俺が戦わされるわけか。
「さあ、どう料理する?」
周囲の魔法使いたちが興味深そうに俺を見つめている。
「なら……丸呑みで」
俺は迷わず宣言し、一瞬の隙を突いて大蛇を取り込んだ。
静寂。
そして次の瞬間、魔法使いたちから拍手が起こる。
「見事だ。実に見事!」
落ち着いた魔法使いが満足げに頷くと、俺に向かって呪文を唱えた。
──チリリ、と腕に冷たい金属が触れる。
「贈り物だ」
腕を見ると、重厚な装飾が施された腕輪がはめられていた。
「そして、君の外套にも変化を加えておいた。良い魔法の夜を」
そう言い残し、魔法使いたちは霧のように消えていった。
静まり返った広間で、俺は新たな装備を確かめた。
大魔導士の腕輪、そして魔法使いの外套は魔法反射の外套へと変わっていた。
「……悪くない」
俺は満足げに腕輪を軽く叩き、次の階層へ向かった。
・リソース更新
スキル: 蜘蛛の感覚 / 影走り / タコ殴り / 丸呑み / 怒りと悲しみの声 / 王の風格 / 道草 / くしゃみ / 買い物上手 / 終焉
アイテム: 誰かの目玉 / まさひこのネームプレート / ウナギ / 針×2 / 鍵束 / 回復ポッドの液 / 茶色い液 / 怪しい食料 / 巻き戻しの巻物 / 青い風景画 / 小さな杖 / 魔法のタロット ×3 / 銀の音楽アルバム / 死への特急券
装備: バッグ / 耐熱の手袋 / ヴァイオリン / おしゃれな髪飾り / 魔法反射の外套 / 大魔導士の腕輪




