デスメタルマスコット
【52階層】デスメタルマスコット
階段を下りると、視界が一変した。
──ライブ会場?
壁には無数のスピーカー、天井には照明。ステージの中央には、ずんぐりとしたぬいぐるみのような存在。
デスメタルマスコット。
両手にはギター。妙に本格的な機材。
ジャーン!
ギターがかき鳴らされると、空気が震えた。
「GRRRAAAAARRRRGGHHH!!!」
咆哮が響く。音圧で壁がひび割れた。
──ただの演奏じゃない。
音そのものが武器になっている。
「……なるほどな」
だが、こういう敵は前にも相手にしたことがある。
俺はマイクを拾い、静かに前へ出た。
「王の風格」
圧倒的なオーラを放つ。
「ギャアアアア!」
マスコットの音が一瞬、乱れる。
「まだ足りないか……なら」
怒りと悲しみの声
轟音がステージを満たす。
「この世のすべてに絶望しろ!」
マイクと全身を使い、感情を叩きつける。
マスコットが一歩、後ずさった。
「貴様の音楽には、何も残らん!」
敵は、ギターを握る手が震えている。
──今だ。
ヴァイオリンを振り上げ──
「GRRRAAAAARRRRGGHHH!!!!」
全力でタコ殴りにする。
ドカッ! ガン! バキィ! バキンッ!
最後の一撃で、敵のギターが砕けた。
「ギュウウウ……」
デスメタルマスコットは崩れ落ちそうになりながら、かすれた声で言った。
「……負けたギュウ」
「おう」
「貴様……なかなか、いい音だったギュウ」
そう……だったか……?
デスメタルマスコットは、言いながら、アルバムを差し出してきた。
「これは?」
「俺の銀の音楽アルバム。お前のソウルにふさわしいギュウ……」
そう言うと、マスコットは煙のように消えていった。
俺はアルバムを拾い、次の階層へ進んだ。
・リソース更新
スキル: 蜘蛛の感覚 / 影走り / タコ殴り / 丸呑み / 怒りと悲しみの声 / 王の風格 / 道草 / くしゃみ / 買い物上手 / 終焉
アイテム: 誰かの目玉 / まさひこのネームプレート / ウナギ / 針×2 / 鍵束 / 回復ポッドの液 / 茶色い液 / 怪しい食料 / 巻き戻しの巻物 / ヨーヨー / 青い風景画 / 小さな杖 / 魔法のタロット ×3 / 銀の音楽アルバム
装備: バッグ / 耐熱の手袋 / ヴァイオリン / おしゃれな髪飾り / 魔法使いの外套




