巨大な試練
【30階層】ボス 巨大な試練
階段を下りながら考える。
次は30階……つまりボスの部屋だろう。
——その時、
頭の中に声が響いた。
『強大な試練を望むか?』
「……どのみち戦わなきゃ進めない。」
当たり前だ。
俺は声に答える。
——ゴゴゴ……!!
目の前に巨大な扉が出現。
俺は躊躇なく開けた。
中には何もない。
「……?」
だが次の瞬間——
天井が開いた。
「!?」
見上げると、
そこには巨大な口。
——いや、巨大すぎるだろ。
避けきれない。
——ズシャアッ!!
あっという間に丸呑みにされた。
「……えっ?」
俺は気づくと、
胃の中にいた。
「どんだけでかいんだよ……。」
周囲はぬるぬるとした肉壁。
胃液が少しずつ流れ込み、
確実に溶かされていく。
「時間がないぞ……!」
俺は両手の先に力を貯め、コスモバスターをぶっ放す!
——ズドォォォン!!!
……効いてない!?
「は?」
今まで、こんなことはなかった。
どんな敵でも、何かしらのダメージは入っていた。
効かない……だと!?
やばい。
「……クソッ!」
俺はスキルクリスタルを発動。
『左足強化』を捨て、新たなスキルを獲得する。
どんなスキルが手に入るんだ!?
——スキル『丸呑み』獲得!
「……丸呑み?」
試しに使ってみたが、
当然ながら敵の胃の中で敵を飲み込めるはずもない。
「……いや、本格的にやばいぞ。」
最後の手だ。
俺は謎の毛と謎の牙を取り出し、
スキル『持ち物台無し』を発動。
**"有害な何か"**になってくれ……!
敵の肉癖へ……
「ぶち込む!!」
——ズブシュッ!!
「……!?」
少し……効いている!?
しかし、俺の皮膚も順調に焼けきている。
……これはどうだ!
俺は人体保存液を思い切り台無しにして、ぶち込んだ!
——ドゴォンッ!!!
物凄い振動で体が吹き飛ばされる。
次の瞬間、俺は勢いよく吐き出された。
「うおっ……!」
目の前には、
とてつもなく巨大なモンスターがひっくり返っている。
「……勝った、のか?」
——本当に強敵だった。
俺は息を整え、次の階層へ進む。
——
・リソース更新
スキル: 蜘蛛の感覚 / 右手強化 / コスモバスター / 伸びる頑丈な首 / 不良殴り / 影走り / 持ち物台無し / ぶち込む / タコ殴り / 丸呑み
アイテム: 大量の懸賞金 / 抜群な酒 / 学校の教科書 / 誰かの目玉 / いい声の瓶 / 人体保存液 / 悪魔の書 / 空飛ぶベッドの残骸 / まさひこのネームプレート
装備: バッグ / 耐熱の手袋 / マント(残り3分の1) / ヴァイオリン / おしゃれな髪飾り




