ベッドの執念
【28階層】ベッドの執念
「……なんだあれ。」
前方から何かが飛んでくる。
「……本当に、なんだ?」
——騎馬ライダー。
だが、乗っているのは……
「ベッド!?」
馬じゃない。
なぜベッドが空を飛んでいる?
「……モンスターにもモンスターの人生があるのかもしれないな。」
まあ、どうでもいい。
やつ叩きのめさねばならないこと以外は。
——騎馬ライダーは
弱い!
明らかにベッドに乗り慣れていない。
というか、完全にベッドに乗らされている。
あっさり叩き落とした。
……が、
「ベッドのほうが強敵だと!?」
ベッドが猛然と襲いかかってくる。
「うおっ!? なんでこいつ、闘争心むき出しなんだよ!!」
ヴァイオリンで殴りつけるが、
どれだけ崩れても勢いが衰えない。
バキッ! バキバキッ!!
「くっ……!?」
これ、
戦っているのがベッドじゃなくて、
ベッドの『執念』と戦っているような感覚だ。
あまりの執念に心がくじけそうになる。
……俺はベッドに気持ちで負けるのか?
否!!
「うおおおおおお!!!!」
——スキル不良殴り発動!!
荒々しさを奮い立たせる!!!
ヴァイオリンを構え、
渾身の力でベッドを完膚なきまでに叩きのめした。
ドガァン!!!
「はぁ、はぁ……。」
ベッドの残骸はなお、小刻みに震えている。
「……こいつ、まだ戦いたいのか?」
俺はベッドの残骸に手を伸ばし、
その残骸をバッグへとしまった。
……それにしても
「空飛ぶベッド……俺も乗ってみたかったな…」
——残骸だけでも、修理して飛ばせるようにならないだろうか。
俺は、次の階へと向かった。
——
・リソース更新
スキル: 蜘蛛の感覚 / 右手強化 / コスモバスター / 伸びる頑丈な首 / 不良殴り / 影走り / 持ち物台無し / ぶち込む / タコ殴り / 左足強化
アイテム: 大量の懸賞金 / 抜群な酒 / 謎の毛 / 謎の牙 / 学校の教科書 / スキルクリスタル / 誰かの目玉 / いい声の瓶 / 人体保存液2本 / 悪魔の書 / 空飛ぶベッドの残骸
装備: バッグ / 耐熱の手袋 / マント(残り3分の1) / ヴァイオリン / おしゃれな髪飾り




