体の収集家
【25階層】体の収集家
階段を降りると、そこにいたのは……骸骨の顔を持つ長身の化け物だった。
背中には何かのパーツが縫い付けられたような痕跡があり、手には異様に膨れた肉塊を握っている。
「……体の収集家、か。」
時折、こうやって敵の名前が分かることがあるが……
大抵、ロクでもない奴だ。
「……やばそうだな。」
そう思った瞬間、空間が歪む。
「!? ……うわっ!」
ズドォォォォォン!!!!
——巨大な足が召喚された。
「……は?」
俺の身長の倍以上あるデカい足が、俺を踏み潰すために上空から降ってくる。
「ふざけんな!!」
バキィィィィン!!!!
地面が砕けるほどの衝撃。
……こんなの食らったら一撃で死ぬ。
だが、それだけじゃない。
体の収集家の動きが……怪しい。
また新しいモンスターを召喚しようとしているのか?
——ならば、この瞬間に最大限リスクを負った方がいい。
俺は足に向かって突撃した。
「……!?」
踏み潰される瞬間、影走りを発動。
——消える。
体の収集家が驚く暇もなく、俺はそのまま一直線に本体へと距離を詰めた。
「……お前ごと俺を踏みつぶすことはないはずだ!」
そして——
「タコ殴り!!!!」
ゴン! ゴン! ゴン! ゴン!
体の収集家は叫ぶ間もなく崩れ落ちた。
巨大な足も、一緒に消滅。
「……やったか。」
危なかった。
心臓がバクバクしている。
——【左足強化】のスキルを入手。
「ん?」
体の収集家のバッグが落ちている。
中身は……やばそうなものばかり。
だが、やけに高価そうな箱もある。
よほどいいアイテムなのだろうか。
中身は
・誰かの目玉(片方だけ)
・「いい声」と書かれた瓶
・人体保存液2本
「……あまり気持ちの良いものではないな。」
だが、何かの役に立つかもしれない。
一応……全部持っていくか。
——次の階へ。
——
・リソース更新
スキル: 蜘蛛の感覚 / 右手強化 / コスモバスター / 伸びる頑丈な首 / 不良殴り / 影走り / 持ち物台無し / ぶち込む / タコ殴り / 左足強化
アイテム: 大量の懸賞金 / 抜群な酒 / 謎の毛 / 謎の牙 / 学校の教科書 / スキルクリスタル / 誰かの目玉 / いい声(瓶) / 人体保存液2本
装備: バッグ / 耐熱の手袋 / マント(損傷) / ヴァイオリン




