チェンソー狂
【24階層】チェンソー狂
階段を降りた瞬間——
「ウ゛オオオオオオオオ!!!」
ギュイイイイイイイイン!!!!
チェンソーの爆音。
目の前には、チェンソーを振り回しながら突っ込んでくる化け物がいた。
顔は人間だが、皮膚がボロボロにただれ、目は血走っている。
肩は異様に発達し、左手はチェンソーと融合したような形になっていた。
「やばいやばいやばい!」
ズバッ!!!
ギリギリのところでヴァイオリンを盾にして受け止める。
「……おぉ。」
ヴァイオリン、無傷。
これは助かる。
というか、これがなかったら俺は両断されていた。
「クッ……なら、こっちもやるしかねぇな!」
だが、ヴァイオリンだけでは反撃がキツい。
なら、作ればいい。
俺はマントの一部を引きちぎり、持ち物台無しのスキルを発動。
——布の繊維が瞬時にバラバラになる。
それを蜘蛛の感覚のスキルで操り、糸のように変えて相手の足に絡める。
「ギャアア!!?」
化け物がつんのめる。
その隙に——
「タコ殴り!!!!」
ヴァイオリン連打。
ゴン! ゴン! ゴン! ゴン!
「グオオオオオ!!!」
最後の一撃で、化け物はつんのめって倒れた。
チェンソーはガシャリと音を立てて床に転がる。
「ふぅ……危なかった。」
何か使えそうなものはないかとチェンソーを見る。
その気になれば左手から引きちぎれそうだ。
……燃料が必要なのか。
使い勝手はヴァイオリンの方が良いのかもしれないな。
——次の階へ。
——
・リソース更新
スキル: 蜘蛛の感覚 / 右手強化 / コスモバスター / 伸びる頑丈な首 / 不良殴り / 影走り / 持ち物台無し / ぶち込む / タコ殴り
アイテム: 大量の懸賞金 / 抜群な酒 / 謎の毛 / 謎の牙 / 学校の教科書 / スキルクリスタル /
装備: バッグ / 耐熱の手袋 / マント(損傷) / ヴァイオリン




