鳥籠の塔
【18階層】鳥籠の塔
目の前にデカい塔がそびえ立っていた。
その側面には梯子がついている。だが、奇妙なことに——塔の上の方に「下への階段」が見えている。
(どういうことなんだ……)
上へ登らなければ下へ行けない。妙な構造だが、考えていても仕方ない。
俺は梯子に手をかけ、登り始めた。
バサバサバサッ!
突然、鳥のモンスターたちが飛び回り始める。カラスほどの小型のものから、人間大の猛禽類まで——奴らの鋭いクチバシが、俺の肉をついばむ。
「痛っ! これ、冒険者を鳥の餌にするために作られた塔なんじゃないのか!?」
何度か火球を投げつけて応戦するが、登るほどに鳥のサイズも数も増えていく。
「このままじゃジリ貧だ……まいったな……」
俺は一度梯子を降りきり、塔を見上げ、考えた。
(コスモバスターで塔ごと吹き飛ばせば、鳥もろとも片付くだろうが……階段までぶっ壊れたらどうする?)
やるしかないか——そう決断しかけた、その時。
ピュン!
いたずら妖精が瓶から飛び出し、塔の裏側へ回った。
「あっ! こら、何勝手に——」
ガチャ。
ウイイイイイイン……
塔の上にあった「下への階段」が、自動的に降りてきた。
「……え?」
急いで塔の裏側を確認すると、小さなレバーがひとつ。
「こんなの……ありか?」
あの苦労は一体……。
俺は虚無感に包まれながら、せめてもの戦利品として、落ちていた鳥の羽と焼けた鶏肉を拾い、次の階へ向かった。
——
・リソース更新
スキル: 炎の心得 / 魚変化 / 蜘蛛の感覚 / 右手強化 / コスモバスター / 伸びる頑丈な首 / 出会いの道 / 不良殴り / 火球の術 / 犬化
アイテム: 便器の欠片 / いたずら妖精の瓶 / 大損の引換券 / 新緑の宝石 / パラレルダンジョンチケット / 名工の砥石 / 鳥の羽 / 焼けた鶏肉
装備: バッグ / ナイフ / 耐熱の手袋 / 鍵爪付きロープ / 断ち切る剣




