大馬鹿野郎たちのくじ引き
【12階層】 大馬鹿野郎たちのくじ引き
ダンジョンを進むと、妙に開けた空間に出た。
(……何だここは)
目の前にあるのは——
「くじ引き券交換所」
(ほんとにあった……)
辺りには、モンスターたちがひしめき合っている。
スライム、オーク、ゴブリン、ゾンビ、よくわからん異形の生き物まで、ありとあらゆる奴らがガラガラとくじを回していた。
「今日の目玉は黄金の引換券だよ! こいつを当てて金に困る奴はよっぽどの大馬鹿野郎だ!」
「まぁでもここにいる時点で全員大馬鹿野郎だけどな!」
(……俺もその一人ってわけか)
ふと、景品の一覧を見る。
(脱出の巻物……があるじゃないか)
あれでダンジョンを脱出できるのか……
しかし、
——「本日は品切れ」
(……まぁ、そんな気はしてた)
すると、目の前に選択肢が現れた。
「くじ引き券を使いますか?」
▶ 使う
** 使わない**
ここで使ってしまうとダンジョンから脱出はでき無さそうだが…
(……まぁ、多少マシなものは手に入るかもしれない)
俺はくじを引いた。
ガラガラガラ……ポトン。
係員のモンスターが球を確認し、ニヤリと笑った。
「残念だったな! 今日の外れ賞は大損の引換券だ!」
(……大損?)
モンスターが続ける。
「大きな対価と引き換えに、過去に使ったアイテムを一つ呼び寄せることができる。」
「あんたもついてないな。まぁここに来るような奴にはぴったりだろう?」
(……なるほどな)
それでも、くじ引き券のまま持っているよりは使い道があるかもしれない。
前向きに考え、俺は大損の引換券をバッグにしまった。
次の階へ——。
——
・リソース更新
スキル: 炎の心得 / 魚変化 / 蜘蛛の感覚 / 右手強化 / コスモバスター / 伸びる頑丈な首 / へなちょこ冒険者の動き / 出会いの道 / 不良殴り / 火球の術
アイテム: 星の欠片 / 便器の欠片 / いたずら妖精の瓶 / 大損の引換券
装備: バッグ / ナイフ / 耐熱の手袋 / 鍵爪付きロープ / 古びた剣




