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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

学校の七不思議

作者: 雪兎

 どこの学校にでもあるだろう七不思議。

 それは大抵、六つしかない。

 何故だろうとみんな考えたことはないのだろうか?

 私はある日、友達を誘ってとあることをしようとした……

 今となってはやらなきゃよかったな……


「ねぇミッコ~アンタ、この学校の七不思議って知ってる?」

「七不思議?んっとねぇ……『理科室の動く人体模型』と~『トイレの花子さん』と~『開かないパソコン室』と~『保健室の太郎君』と~『人喰いピアノ』と~『テケテケ』と~……あと一個はわかんないなぁ」

「やっぱそうよねぇ……知りたいけど私もわかんないのよ」

 最近の学校での流行りは怖い話を探したり作ったりしてみんなで語り合うことだ。

 それを聴いているうちに私はふと疑問に思ったのだ。

『学校の七不思議の七つ目の不思議って何なんだろう……』

 考えてみるがこの学校でよく言われる七不思議はさっきミッコが挙げたように六つしかない。

 友達に聞きまわったけど、誰一人として七つ目の不思議を答えられた人はいない。

「でもさ~よく言わない?『七つ目の不思議を知ってしまうと不幸が起きる』って」

「でも、私の怪談に対する探究心が治まらないのよっ」

「渚はそういうところが変だよね~?」

「そんなことないわよっ」

 私は友達からなぜか変態呼ばわりされているのだ。

 ただ気になることを残しておくのが嫌なだけだ。

「ん~……こういうときは文明の利器を使うに限るわね」

 友達に聞いてもわからないから、今日家に帰ったらパソコンを使って調べることにした。


「ただいま~」

「おかえり、渚」

 家の中に入ると、ママが夕飯の支度をしているらしく、いい匂いが鼻に入ってきた。

 今日は麻婆豆腐かな。

「ママ、今日の夕飯は麻婆?」

「せいか~い。よくわかったわね」

「匂いで。麻婆なら辛めにね」

「わかってるわよ」

 私は自分の部屋に戻って、セーラー服を脱いで着替えてから自分用のパソコンを立ち上げる。

 少しすると自分の好きなアニメのキャラクターが画面に映し出される。

「えっと……『学校の七不思議』っと……」

 検索をかけてみるとたくさんの検索結果が出てくる。

 私は一応大きなサイトであるウィキペディアから見ることにした。

「うわぁ~……いっぱいあるなぁ……」

 一応上から順番に見てみる。

 書いてあることはやはり、六つしかなく、七つ目を知ってしまうと不幸が起こるとか、七つあるが、隠された八つ目を見つけると死んでしまうとか、七不思議は誰かが学校に入らないために作られた話であるとかが書いてあった。

 だけど七つ目の不思議については詳しく書かれていなかった。

「やっぱりウィキじゃだめかぁ……次のページに飛ぶか」

 戻るのボタンをクリックして検索ページに戻る。

 適当なページをクリックすると、重いらしく、なかなかページが開かれない。

「渚~お夕飯ができましたよ~」

「は~い。今行く~」

 ご飯ができたのでパソコンをそのままに放置してリビングに行った。

 今日の夕飯は先ほど私が言ったとおりに激辛麻婆豆腐と餃子、チンジャオロースと中華三昧だった。


「ふぅ~食べた食べた。ごちそうさま~」

 食器を台所に置いて私は自分の部屋に戻る。

 パソコンに目をやると、先ほどの重かったページが夕食中に開けたようだ。

「なになに……『七つ目の不思議の知り方』……これだっ」

 このページは私が求めていたサイトかもしれない。

 机のイスに座って、スクロールさせながら文ばかりのページをくまなく見ていく。

「ふむふむ……」

 このサイトには色々なことが書かれていた。

 まずは七つ目の不思議を知るためには夜の学校で幽霊に聞く必要があるらしい。

 その幽霊の呼び出し方も書いてあった。

 夜の九時四分に学校の図書室で郷土のことが書かれた本を用意して、こう尋ねればいいみたいだ。

『七つ目の不思議を教えてください』と。

 これをやるためには三人以上十人以下の人手が必要らしい。

 ちょっとミッコに頼んでみようかな。

 机の端で充電ケーブルにつながれた自分のケータイを取ってアドレス帳を開いた。

『ミッコ』を探して明日の夜にやってみないかを聞いてみる。

 すると十分もせずに返信が来た。

 内容は『いいよ。友達を誘ってみる』とのことだった。

 これで人手を探す手間が省けた。

 早く明日になってくれないかな~

 早く明日を迎えるためにちゃっちゃとお風呂に入って、布団の中に入った。


 苦痛でしかない授業を受け流して授業が終わると時計が五時を示していた。

「渚~結構集まったよ~」

「じゃあまずは郷土の本を探しに図書室に行こ~」

 ミッコがつれてきたのは三人。

 全部で五人だから定員オーバーはしていない。

 私たちは荷物を持って図書室で郷土の本を探すことにした。

「ん~……意外にないねぇ」

「小さい村だからねぇ……ここ」

 一時間ほど探して、一冊も郷土の本が見つからなかった。

「あっ、これじゃないっ?」

 ミッコが見つけたらしく、他の四人がミッコのところへ集まる。

 中をちょっと見てみると、この土地の名前の由来、開拓者など細かい字で書かれていた。

「これね。時間まで三時間くらいあるからちょっと中を見ようか?」

「さんせ~」

 私たちは図書室のイスに腰を下ろして分厚い郷土の本を広げる。

 一ページでこれだけの文量で、それかこれだけ分厚いと全部読むのに何日もかかりそうだ。

 私たちはパラパラと適当に読むことにした。


「今何時~……」

「えっと……えっ」

 辺りはもう真っ暗になって、図書委員もいなくなっている。

「九時……てか何で図書委員の人、声かけずに帰っちゃったんだろ……」

「な、何か気味悪くない……?」

「ちょっ、ちょっと……でもここまで来たんだし、やろうよ」

 九時四分まであと四分となっているので、郷土の本を閉じて五人で本を囲む。

 時計を確認しながら九時四分になるのを待つ。

 あと十秒……五秒……三、二、一……

「「七つ目の不思議を教えてください」」

 ……何も起きない。

 時計はしっかりと九時四分を示しているから時間間違えということはない。

「何も……起きないね?」

「グゥ……」

「ミッコ?」

 なんだかミッコの様子が変だった。

 俯いているので顔色は窺えないが、うなり声が聞こえる。

「グル……ワオォォーーーーッ!!」

「!!」

 突然ミッコが犬の遠吠えのように叫んでから図書室を飛び出して、行ってしまった。

「ま、まってっ」

 私たちは飛び出していったミッコのあとを駆け足で追いかける。

 最近動いていなかったためにすぐ息が切れてしまった。

「はぁ……はぁ……み、ミッコは……」

「わ、わかんない……でも裏山の中に入っていくのは見たよ」

 このまま友達を裏山の中に放置して帰るわけにもいかない。

 それにミッコの様子が明らかにおかしい。

 ミッコが冗談であんなことする人には思えないし。

 私たちは手分けをして裏山を捜すことにした。

 一時間ほど捜すと大きな木の下で倒れこんでいるミッコの姿を見つけた。

「みんなっ。ミッコがいたよっ」

 みんなを呼び、ミッコの周りに集まる。

「ミッコっ!大丈夫っ!?」

「うぅん……ここは……?」

「裏山だよ。ミッコが突然走り出してびっくりしたよ……」

「……よくわかんないけどごめん」

「いいって。もう帰ろう」

「あ、図書室の本を置いたままだ」

「じゃあみんなで元に戻してから帰ろう」

 私たちはミッコの肩を支えながら図書室に戻った。


「えっと……」

 真っ暗な図書室はなんだか不気味だった。

 真っ暗な中、本を探すと、机の下に落ちていた。

 おそらく驚いた瞬間に落としてしまったのだろう。

「それにしても……七つ目の不思議、わからずじまいだったね」

 本を拾い上げて元の場所に戻すとなんだか背筋がゾッとした。

「さてと、七番目を教えてあげなくっちゃね……」

「えっ……」

 なんだか聞いた事のない声が聞こえた。

 振り向いて見ると、ミッコ以外の視線がミッコに集まっていた。

 ニヤリと不気味に笑うミッコ。

 その目は真っ赤に輝いていて、そこにいたのはミッコではないとわかった。

「アタシを呼び出してくれて、ありがと」

 不気味に響く、ミッコだけどミッコじゃない声。

 私たちはミッコに釘付けになったまま、少しも動けない。

「フフっ。動きたくても動けないでしょ?」

 これが金縛りと言うものか。

 怪談と言うものは信じていたけど、自分が体験するとは思わなかった。

「じゃあ、まずは……アナタ」

 ミッコが呼んだ三人の内の一人にミッコの身体が近づいていく。

「まずは一人目ぇ」

「!!」

 ミッコだけどミッコじゃないそれは驚くべき行動をした。

 自分の腕を近づいた子のお腹に突き刺したのだ。

「ぐふっ……」

 突き刺された子はその場に崩れていく。

 私たちは驚いたが、身体をまったく動かすことができなかった。

「つぎはぁ……」

 また、ミッコの身体は別の子に近づいていく。

「や……」

「フフ。嫌?」

 不気味な笑みを浮かべているミッコの身体。

「けど……二人目ぇ」

「!!」

 再びミッコの腕がお腹に突き刺さる。

 崩れ落ちていく子など気にせずに、もう一人の子に近づいていく。

 私が最後になっちゃうのかな……

「三人目ぇ」

「うぐ……」

 突き刺した腕を引き抜き、今度は私にミッコの身体が近づいてくる。

「ミッコ……なん……で……」

「ミッコ……?アタシはミッコじゃないわよ」

 ミッコだけどミッコじゃないそれは私の目の前までやってきた。

「じゃ、じゃあ……だれ……?」

「フフっ。バイバイ。四人目ぇ」

「あぐっ……」

 さっきまでと同じように私のお腹にミッコの腕が突き刺さった。

 めちゃくちゃ痛い。

 なんだか血の気が引いていって寒気を感じた。

 だんだん目の前が真っ暗になっていく。

 薄れていく意識の中、ミッコが自分の身体に自分の腕を突き刺しているのが見えた。

記念すべき怪談話第十弾、学校の七不思議です~

怪談話なのにお昼にアップしているのはご愛嬌ってことでw

これはウィキに書いてあった話をアレンジしてみた作品です~

ミッコがあげた六つの『七不思議』、アレは実在するものかはわかりません~

『動く人体模型』『花子さん』『テケテケ』は実在する怪談ですけど、『パソコン室』『太郎君』『人喰いピアノ』は実在するかわかりませんw

もし実在してたらいつかアップしてみようと思います~

さてはて、ではここで一発豆知識~(だみ声)

今回の話の参考はウィキです。


夜の教室で女子生徒たちが最後の一つを霊に聞くために見よう見まねで交霊術を施すうちに、メンバーの一人が犬のような唸り声をあげて、教室を飛び出してしまう。

飛び出した女の子は隣町で発見されたが、教室を飛び出してから発見されるまでの記憶がないと言う。

それ以外は普段どおりの彼女だったので一安心して、帰路につくメンバー達。

交霊術をやった教室に戻ったとき、飛び出した女の子がこう呟く。

「さてと、七番目を教えてあげなくちゃね……」

振り向いた少女の瞳は赤く輝き、声は別人のものだった。


という話です~

前半部分は大体同じですが、最後どうなるかは書かれていなかったので自己流ですw

やっぱり自分の作品は大抵一人は死者が出る気が……w

怪談は恐怖がないと成り立ちませんからね~


皆さんの学校の七不思議はどんなものですかね~?

ちなみに自分の小学校では『動く二宮金次郎像』『目の動くベートーヴェンの肖像画』『13段目の階段』『トイレの花子さん』『夜に鳴るピアノ』『動く人体模型』でした~

誰かが「トイレの花子さんって女子トイレにしか出ないじゃん」って言ってたら「じゃあ男子トイレには太郎君が出るよ」って言ってましたね~w

では次回作をお楽しみに~

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― 新着の感想 ―
[一言] 私も学校の七不思議の小説を書いてます。 この作品はとても参考になりました(⌒▽⌒) 出来上がり次第アップしますので是非読んでください。 って何で宣伝になってんだよ!!Σ(゜д゜lll)…
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