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セフレもち男を好きになるということ  作者: 一華花
第一部 23歳のもやもやする初恋
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助っ人2


「おう、卯月。

本人の前で悪口とは良い度胸だな。」


「え」


主任の視線が私の背後に向かっていることに気づいて間抜け面のまま振り返ると、そこにはキリッと無表情なシゴデキそうな若い男性が立っていた。


「おはようございます。

本日からお世話になります。」


主任や南ちゃん、最後に私を見てすいと頭を下げる男性を見てハッとして体ごと向き直した。


「あ、もしかして助っ人の…」


「はい、園田と申します。

よろしくお願いします」


「すみません、失礼しました。

卯月です、よろしくお願いします」


慌てて私も頭を下げると、後ろからポンと肩を叩かれた。


「おう、悪いな忙しいのに。

どうしても経験者が欲しくてな。


この卯月は結構細々と業務全体に関わってるから、園田との関わりも多いかもな。

初っ端からかましてたが仲良くやってくれ。


そっちの柊は主に顧客サポート系だ。

まあ出社してないやつもいるから後でまたミーティングで紹介するよ」


主任の言葉に園田さんは頷くと、メモを取りだしてサラサラと何か書いて、胸ポケットにすっと戻した。


「はい、よろしくお願いします。

こっちのPCまだ届いていないので自社PCの方で招待いただけると助かります」


「あー、そっか。

園田の端末類は上に取りに行かないとな。

卯月、そのへんもサポート頼めるか?設定とかも。

卯月たちが時差で入場したときと同じ流れだから」


「分かりました。

申請系とは時間かかるんで、朝礼後イチばんでいきますね」


ポリポリと頭をかいている主任にこたえると、また園田さんはペコリと頭を下げた。


反射的にかしこまって私も頭を下げる。


なんかちょっと硬そうな人だな




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