第八話 過去との決別
突如、知らない人が喋った。
「急ですまない。なんかしてた?」
その人の声は怖く恐ろしく感じそして。
嫌な気配を感じた。
「流ちゃん。逃げて。」
「先生?」
「こいつはグローリーの組織人だ。それも多分…四天王の人だ。」
四天王。そんな威圧感は感じない。だが足が動かない。
四天王だと思われる人は言った。
「気配だけでわかるなんてその気配探知は現役と変わらないんじゃないのかなぁ。」
「氷魔法。」
「おっと。」
足止め程度かもしれない。ただ先生を守らないと。今先生を守れるのは僕しかいないんだ。
「こんな弱小魔法で俺に勝てると思うの?」
「思わないよ。先生を守れるんなら、僕は殺されてもいい。」
「へぇ、根性はあるんだね。だけどさ。」
一面あたりの重力が重くなる。
「君らみたいな弱い人はこれだけで戦闘ができなくなる。君も現役の時は普通に耐えてたのに。今は俺の思うまま。」
怒りが湧いた。先生を侮辱するな!先生は…先生だけは!
「あ!そうだったね。能力の副作用をかけたのは俺だったね。ごめんね〜てっきり忘れたな。」
能天気にやつは話している。
…は?どいうことだ。先生をこんなにさせたのはあいつか?どいうことだ?意味がわからない。意味が…先生も驚いてる表情だった。先生も自分のせいだと思っていたのだろう。
「くっ」
先生は攻撃を始めた。そしてその攻撃は空を舞いそいつに当たった。
「当たった。これならあいつは。」
だが、その人は。
「痛いなぁ。かすり傷しちゃった。」
あの攻撃をかすり傷程度?。どいうことだよ。
「全く。攻撃魔法[火水氷原流]。」
先生と僕にもどちらにも攻撃が当たる。僕は致命傷負った。
「流ちゃん!」
「せんせ…」
「ここで休んでて。私が潰してくる。」
今まで見たことない表情だった。
「けど…先生も重傷です…よ?」
「大丈夫。お願い。ここに居て休んでて。」
「は…い。」
私は、弱かった。
いつも、いつも弱くてみんなに助けてもらってた。だけどある日、能力があるってわかって、怖かった。嫌われるんじゃないかって。怖くて怖くて。けど、それでも嫌わない人が多数で、嬉しかったし妹と弟も私を認めてくれた。けど弟が死んで、能力にもあるからにも関わらず助けられなくて、妹も泣いて。大事な人を守れなかった。
白夜団に入って、人の心がなかったなと思う。妹のおかげで葉叶は救えた。妹は前の経験を活かして言ってくれてた。それでも私は、反論し続けて、本当に私って馬鹿だと思った。
…けど今は違うでしょ。戦わなきゃいけない。大事な人が目の前にいるから。流ちゃんは私に期待したくれてる。頑張らなきゃいけないんだ。もう前みたいな過ちは起こさない。絶対に!
「守って……見せるんだから…」
「流ちゃんを…未来を…!」