第六話 副作用
先生と一緒に居て5年が経った。
あれから先生と色んなところ行ったり、色んなこと話したり、一緒に修行したり楽しかった。非日常的だけど楽しい。
こんなの普通の人じゃありえない。
ただ、先生は先生の妹に会わせてくれなかった。
先生の友達には会わせてくれたのに。
先生が言うには、先生の後継ぎで団長になり
予定があわないらしい。
「流ちゃーん起きて。」
「あ、‥先生…おはようございます。」
寝ぼけながら僕は言った。
「おはよ〜。食事はできてるから、食べて少し休んだら修行始めるからね!」
「は〜い。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カンカン。木刀と木刀が当たる音がしている。
「先生、ちょっと鈍ってますよ。」
「あれ〜そうかなぁ?」
「まぁ、」
その瞬間、先生はニヤリと笑った。
「っ!?」
「君の方が鈍ってるんじゃない?」
「っ…早い。」
目が追いつけない。だか前より少し遅くなってる気が…。気のせいだ。先生は強いんだから。
「疲れたぁ…。」
「全く、ランニング増やす?」
「辞めてください…僕死にます。」
先生の方を向くと先生が滅多にかかない汗をかいていた。
先生汗かいてたな。滅多にかかないのに、なんでだろ。疲れがたまってたのかな。お風呂を出たあと先生に聞いてみよ。
「せんせ…」
「華姉。なんで能力を使ってるんですか?」
思わず隠れてしまった。誰かが先生に怒鳴っている。
「ごめんって葉叶。」
「華姉の能力には副作用が発生してますよね。」
「なんで知ってんのよ。」
副作用って何?
「琴姉から聞きました。」
「全く、あの子は弟まで説明するなんて。」
僕は思った。弟は事故でって。嘘をついたの?
「とにかく能力の使用はやめてください。華姉。」
「琴ちゃんは引き受けてくれたんだよ?それに流ちゃんを育てなきゃ。」
「能力は使用しないで育ててください。琴姉は知りません。今は関係ない話です。」
先生の弟らしき人とはきつく言っている。
「無理だよ〜。流ちゃん強くなってて能力使用なしだと。」
「なら育てるのはもうやめてください。」
「嫌だ!嫌だ!」
まったくいつも通りだ。
「華姉!」
「流ちゃんは強くしないといけない。葉叶だってわかるはず、流ちゃんは…」
「…。俺帰りますね。俺は華姉には呆れました。」
「ちょっと、葉叶。」
先生の弟はドアを開けた。
「ちょっと…って流ちゃん!?」
先生は僕に気づいた。
「先生…俺に嘘ついてたんですね。」
俺は猛スピードで出て行った。
「華姉。もしかして流氷くん。」
「ごめん!お留守番は頼んだよ。」
「ちょっと華姉!」
急がなきゃ。




