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神復讐譚   作者: 輝葉
序章 〜能力〜
1/11

第一話 全ての始まり

よく晴れたある日の病院にて。出産間近にしている女性、「河流鏡香」がいた。

鏡香は初めての子供の出産を前に、とても楽しみにしている。

「〜♩」

「河流さん、入りますよ〜。」

真っ白な白衣を来た看護師さんがドアを開けて入って来た。

「看護師さん。こんにちは。」

「こんにちは。明日はとうとう出産予定日ですね。」

「そうですね。我が子が生まれて来るのがまちどうしくて…とても楽しみです。」

看護師は祝いの言葉をくれた。

窓から差し込む光が少し眩しく、暖かい。

神も私の子供を祝福しているようだ。

ただ、少し怖かった。

今この瞬間、災害が起こったり、子供の未来のことを考えるとお腹の中の子供を守れるのかどうか。

「不安だ。」

確かな不安と迫る緊迫感に潰されそうだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そんな不安がありながら時間が経ち、出産予定日となった。

時が進むのは早いものだ。

これは大人になってようやく感じることができた。


不安がありながらも出産は無事成功。


予定通り「男の子」を出産した。


医師さんや看護師さんに「おめでとう」と祝福の言葉を沢山もらった。

夢に描いた家族

鏡香は泣きながら子供を抱いていた。

こうして僕、流氷は、何事もなく生まれ、母の心配も雲のように消え去り、そして10歳になった。

だが

僕の日常が崩れたのはこの年だった…


「こんにちは〜」

流氷は校門の前に居た体育の先生に挨拶をした。

「おはよう。少年」

「先生、少年って言い方やめてくれます?」

「俺は楽しいからやめないな」

うるさい体育教師の太い笑い声がきこえる。

これが僕の日常。

僕は、楽しい小学校生活を送ってた。

「知ってるか?少年」

先生が問いかけてきた

「何をですか?」

「この村に能力者が隠れているらしい。」

「能力者?なんで…」

能力者は化け物だと皆に嫌われている存在だ。何やら昔、村が魔法によって崩壊させられたらしい。何故この村に来たのかと不思議に思っていたら、先生が続きを話そうとしている。

「近頃村の近くに怪しい人物が現れたらしいんだが…村の誰かがそいつの魔法を見てしまったらしい。」

「そんなの信じられるわけ …」

「本当に出たんだよ」

先生のその目で本気というのが伝わってきた。

「キーンコーンカーンコーン♪」

「あ、やべ」

会話をしていて時間を見ているのを忘れてしまった。

走って教室に向かい、ドアから教室を覗くと担任の先生がもう教室にいた。

覗いたその瞬間に担任と目があってしまった。

「こら!遅刻だぞ!」

「はい、すみません」

ガラガラとドアをスライドさせ、教室に入る。

(あの筋教師め。今度あったらどうしてやろうか)

「早く座れ」

「はい」

僕が座ると先生が話し始めた。

「みんなも知ってる通り、能力者がこの村にいるらしい。能力者に会った場合、近づかないように」

(ざわざわ…)

みんなも落ち着かない様子だ。

かくいう僕もその事で頭がいっぱいだった。

(特殊な氷魔法…絶対にかっこよそう)

(能力者は危険って言うけどそんなわけないだろ。)

そう、僕は楽単的だった…

「そういえば、図書館に能力に関しての本があったな。」


あの時、自分をコントロールできていたらあんなことにならなかったのに…

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