鏡張りのかかし
学校に行っている人も、会社に行っている人も、ネットの中でも、人は周りの目を気にする。毎日毎日同じ日々の繰り返しで嫌になっている人が多いのではないだろうか?
何をするにも周りの目を気にして、自分は変に思われてないだろうか?
友達のいない可哀想なやつだと思われてないだろうか?と考える。
しかしそれは本当に周りの人を見ているのだろうか?と私は思う。鏡張りの狭いひとつの部屋に閉じ込められ、かかしのように動けなくなっているだけではないのか? 360度、どこを見ても自分しか見えず、どうしていいのかわからなくなっているのではないか?。周りに合わせる人という人がいるが、その人は決して周りをよく見ているのでは無いのではないのだろう、過剰に自分をみている人なのだろうと私は思う。鏡張りのかかしであるのは、自分だけでなく、周りの人もそうなのだとおもう。そしてその一人一人が、自分を主張するのに、少しでも動くのに必死なのだ。しかし私は、辛くなったり、どうしようもなくなったとき、その鏡を粉々に叩き割り、本当の広い外の世界に飛び出していけるような、そんな人になりたい。