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無意味
かなりシビアに……
こんな展開にする予定だったっけ……
もう既にプロットはただの紙くずだ……
何も感じない。痛みなんてもうとっくに忘れた。何度も死んで、何度も生き返って、だけど、もう神経は生き返らないようだ。生ある限り敵を倒し続ける。死ねばまた生き返って倒す。ハヤトは「死」の重さを忘れてしまった。
「ハヤト様……」
悲痛なサラの声もハヤトには届かない。メルも目を背けている状態だ。
そろそろ死ぬ回数も三桁を数えようかという頃、ハヤトはようやく村の魔物を全滅させた。
「終わった……」
「ハヤト様、大丈夫ですか!?」
「ああ……」
「……どうかされましたか?」
「いや……」
ハヤトの心は明らかに折れていた。だが、サラにはどうすることも出来ない。
「メル様……」
「私だって無理よ……」
メルも諦めた様子で俯いてしまった。ハヤトは何も考えず、サラは自身の無力を嘆き、メルは俯くばかりだった。
「ハヤト様……それじゃ、意味がないじゃないですか……あなたが、自分で救った世界を、自分で楽しめないと、意味が無いじゃないですか……」
少女は、悲しげに呟いた。




