9/9
エピローグ
「ただいま、凛」
俺は凛の病室に来ていた。
ゾフィーに聞いたところまだ魂が足りないらしい、その現実に俺は歯噛みをしていた。
「お兄ちゃん、頑張ったよ、いろんな人を助けて、お前をいじめてたやつを倒して、ゾフィーの仲間を救って……」
俺は何も言わずに眠っている凛に話しかける。
「魂を吸うのってすごい怖いんだ、その人の夢や希望を奪うわけだろ……でもね、俺はそれでもお前に目を覚ましてほしいんだ」
凛の頬を撫でる。
「だから、俺はどんなことでもするし、どんな敵でも負けないから」
その言葉に凛の表情はどこか寂しそうだった。
「そろそろ行くから、またね、凛」
ゾフィーは俺の言葉に終始無言で聞いているのだった。
もうすっかり落ちた日の中、俺は病院から暗い路地に道を進めるのだった。
初めての長編ですので少し読みにくいかもしれません。
お気に入りに何人か登録されている方がいらっしゃれば、連載できたらな~と思っております。
少しでもいいので感想、評価待ってます。
この話はここで終わり、続編、もし希望が多ければ書くかもしれません。