表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

第四章 お見舞い

俺は凛が入院している病院に続く坂道を登っていた。

 と、言うのも、もしかしたらゾフィーの力で凛が目を覚ますかもしれないからだ。

 看護師に挨拶を済ませ、期待して早足で病棟の階段を上り、凛の病室へと入った。

「凛……ただいま」

 もちろん、返事はない。

「お兄ちゃん、がんばって凛の敵を討ったよ、だからね……早く目覚めてほしいな」

 俺は眠っている凛の頭をなでながら言う

【これが相馬の妹か?】

【ああ、名前は凛だ】

 ゾフィーにこうなった経緯を説明する。

【ふむ、そうか、それは悲しいことじゃ……わらわはそういう人間のみをこの世から排除した世界を作りたいのじゃ】

【なるほどね……で、どうだ、目覚められそうか?】

 ゾフィーは唸り

【難しいのう、ラプラ……わらわの僕じゃがそれくらいのレベルの治癒魔法か、わらわたちがもっと魔力を蓄えなければならないのお】

【そうか……】

 俺は期待していた分、海の底に沈まされた気分になった。

【ま、まあそう落ち込む出ない、わらわが付いておる、じゃから、魔力を蓄えるのが先決じゃな】

【そうだな……落ち込んでても仕方ない、やるか!】

 俺は思いを奮い立たせるのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ