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詩集擬き  作者: 針山
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裂生(れっしょう)



お願いだから独りにして

お願いだから優しくしないで

心を痛めつけて

心を傷つけて

涙が流れるくらいの絶望を

涙が溢れるくらいの失望を

独りにして

一人にして

じゃないと私は

生きてしまう

幸せに

普通に

誰もが手に入れる生活を

獲得してしまう

そんなんじゃダメだ

そんなんじゃダメだ

何も創り出せない

何も産まれてこない

満ち足りた人生からは

心に遺る何かなんて出てこない

もっともっと終わりを

もっともっと行き詰まりを

嫌われ者だから

見える未来がある

疎まれ者だから

掴める未来がある

幸せ者には解らない

手にすることなんて出来やしない

そんな何かを

描くために

もっと不幸を

もっともっと絶望を

救いようのない悲壮感を

私の心に

注いでください

冷たい刃のような

触れれば滲む

刃のような感情を



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